いじめの現場2
前話:
いじめの現場
犯罪行為をまるでゲーム感覚で楽しむ加害者たち
更に驚くべきことには、子供でありながら、大人も顔負けの悪知恵が働く者たちが、現代のいじめの現場にはいる。
暴力をふるう場合、外からはわからないように見えないところをねらう
コンビニからの「万引き」を強要し、万引きしてきたものは加害者グループでわけあう
女子になると、金銭強要がひどくなると、「援助交際」を強要するものがいる
そして、加害者グループのリーダーは、いじめのターゲットが不登校になることを「落とす」といって数を競いあっているのだ。
もはや、「いじめ」という言葉でごまかすことはできない。
いじめはれっきとした「犯罪」である。
メディアは、いじめ自殺があるととりあげる。
しかし、実際は報道されないいじめ自殺もあるのだ。
いじめ自殺をして、加害者たちにどんな変化が起こるか。
何も起こらない。
例えば、実際に福岡でいじめ自殺をした中2のクラスでは、
「おもちゃがなくなった。あいつが死んで、つまらない。」
「次は誰にするか。」
といった会話が飛び交ったそうである。
川崎のいじめ自殺では、通夜のときに加害者たちは
「いじっていただけだ。」
と言ったそうである。
加害者は反省をしない。
いじめについての本を読んで、「現代のいじめ」の恐ろしさを知った私であるが、実際にいじめ防止活動を始めると、これは書籍の中だけの話ではなく、今現在もどこかの教室で行われている子供達にとっては日常であることを知る。
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