英語が話せないのに、短期留学したら、ホストマザーに大量の薬を渡された話

僕は、好きなら好きって伝えるし・・・

すごいと思ったらすごいって伝えます。


それは、ある経験が強く影響しています。



高校一年生の時に、

マレーシアに3週間

短期留学した時がありました。


その時の僕は、英語力が限りなく

0に近い状態でした。


でも、それに気が付いていなかったわけです。


まず、ホストファミリーの家について

「Don't be shy(ドンビーシャイ)」
(恥ずかしがらないでね。)

と言われました。


その瞬間、僕はこう思いました。


ドンビーシャイという名前なのかな?


・・・いやいや、さっき自己紹介した時に

別の名前言ってたからな。


多分、あいさつ的なものなんだろう。


そう思った僕は、こう返しました。


ドンビーシャイ!


・・・あの時のホストマザーの困惑した顔は

今も覚えています。


だって、恥ずかしがり屋のボーイに「恥ずかしがらないでね。」と言ったら、

「お前もな。」

と言われたわけだから・・・。






で、その後3週間

なんとか身振り手振りで

コミュニケーションがとれた?と思っています。


で・・・

サヨナラの時を迎えました。


僕の頭の中に沢山の思い出がよみがえってきました。



なぜか、現地で髪を切ろうと試みて・・・

インド人の美容師さんにテクノカットにされたり。




(オードリーの春日みたいな髪型です。)


熱を出したときに、「絶対に治るから」

と無理やりプールにいれられそうになったり・・・。


・・・


・・・


まあ、そういうことを差し引いても・・・

たくさんの思い出がよみがえってきました。


そして、思わずホストファミリーの前で

泣いてしまったのです。




その瞬間、周りにも涙が伝染していきました。


ホストマザーが泣き、

ホストファザーが泣き、

ホストサン(?)が泣き、




みんなが、泣きながら抱きしめてくれました。



何か言わなきゃ・・・。

気持ちを伝えないと・・・。


そう思った僕は、頭の中で

「悲しい」という英単語を探しました。


そして、こう言ったのです。


I’m Sick
(具合悪いです。)



帰国してから、正しくは

I’m Sad (悲しいです。)


だったということを知りました。


ホストマザーから

大量の薬

を渡された理由がわかりました。



きっと、あの時

ホストファミリーはこう思ったと思います。


「別れるのが悲しいんじゃなくて、

具合悪くて、泣いているんだ・・・。」



ああ、あの時に戻って、誤解を解きたい。


今だったら、

テクノカットも止められたし・・・

プールに入りたくないことも伝えられたし・・・

体調悪いなんて言わなかった。


だけど、あの経験があったから気づけたこともあります。


言葉が通じるって、それだけで素晴らしい。



だから、僕は、

好きなら好きって伝えるし・・・

すごいと思ったらすごいって伝えます。


「ほめ上手だよねー。」

と言われることもありますが、そこに嘘はありません。


もう2度と誤解されたくないから。


言葉が通じるんだから、

伝え方を磨かないともったいない。

しっかりと伝えないともったいない。


照れてる暇なんてないわけです。


だから、僕は伝え方を磨き続けます。


そして、「伝えたいことがある。」

そんな人たちの役に立ち続けます。


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