間違いだらけの婚活 〜 オトコとオンナの無意味すぎる1時間半〜

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前話: 友達が自殺未遂しました、たかが婚活で。~エピローグ 完結編~
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日曜日、都内某一流ホテル


ラウンジの席はどこも満席だ。

見回してみると外国人観光客より目につくのが

正装して向かい合う日本人のカップルの姿。


どこの席に目を移しても

同じような雰囲気の男女の組み合わせ。



ン?…なんか、この2人…  やけに、よそよそしい?


そう思わせる2人は

今日が初対面だったりする。


ち  な  み  に

出会い系で知り合ったわけでも

仕事の打ち合わせ的なものでもない。



さあ、ではこの2人はどんな関係でしょう?




その前にこれから書く内容について少し言わせてください。


これから書こうと思うのは

この前に書いた

『友達が自殺未遂しました、たかが婚活で』

という全4回目のお話のアンサー的なコラムです。


全4回読んでいただいた方も

そうでない方も

面白く聞いてもらえるような

内容になっていますので、よかったら引き続きご覧ください。




婚活と聞いてピンときましたか?

そろそろ、答えが分かったのではないでしょうか。


そう!

正解はお見合いです。



意外かもしれませんが、

週末の都内のちょっといいホテルのラウンジは

このようなお見合い中のカップルで溢れかえっています。



多い人だと同じホテルに一日中入り浸り

朝から晩までお見合い漬けっていう人もいます。


もちろん同じホテルではなく2,3軒のホテルにまたがって

行う場合も多いです。


精神的に日に5人が限度なのかな。

それ以上の人は聞いたことありません。

男性なら3人が限界かな。


お見合い時間は1時間から2時間

間をとって1時間半

この1時間半に自分を精一杯装い、印象付けるだけでなく

相手のことを観察することに全力投球するわけです。


心身ともに疲労するのも分かりますよね。




さらに驚きなのは、昔のように

世話焼きおばさんが紹介してくれた相手と

おばさん立会いの元、お見合いしているわけでも


「さあさあ、じゃああとは若い2人で」というくだりもなく


このお見合いは2人の意思で執り行われているということ。


立会い人なんかもちろんいません。



そのほとんどは「たかが婚活で」の主人公、奈々子のように

結婚相談所の会員さんだったりするのです。



伏し目がちな女性に向かい、汗を拭きながら早口で話す男性

小首を傾げて上目遣いで頷く女性

足を組み、気取った調子で自己紹介する男性


年齢は20代後半から

上は50代とおぼしき方まで

どちらかと言えば30代40代が圧倒的に多い。


昨今の晩婚傾向と、再婚者増加が浮き彫りになる光景。



婚活に携わる仕事に就いてから

現代の日本の独身者の結婚観、婚活について

考えることが多くなりました。


私が、とある結婚相談所でカウンセラーをしていた頃

結婚相談所にはひっきりなしに会員からの電話が入ってきました。


申し込みの問い合わせや、お見合い調整以外

そのほとんどは婚活についての相談でした。


私たちは会員のプロフィール作成やメール、書類の整理管理する傍ら

この会員からの電話応対に時間をかけることになります。


相談の内容は

どうすれば希望通りの結婚ができるのか

お見合いが上手くいかない

それ以前にお見合いが成立しない


ほんどがそんな悩み


話の中で出てきた奈々子のように

今、婚活で思い悩んでいる人は日本中に沢山います。


婚活の目的はもちろん結婚

結婚など自然に出会い、惹かれ合った男女がするものでしょう

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