鶴の恩返し。ではないけど、情けは人の為ならず。相手がよほどの恩知らずじゃない限り、親切にすれば巡り巡って自分にも運が向いてくる話。

 私の叔母、父親の姉は、とても面倒見がよく、うちから徒歩五分の叔母の家は、私が中学生のとき、ホームステイの受け入れ先で、外国人が一年間、住んでいた。



 そのホームステイのシンガポール人はとても優秀で、一年間のホームステイを終え、うちの中学校の英語教師も終え、一度は母国に戻ったが、また日本にきて、公認会計士になり、日本で就職し、叔母を日本の母親と慕い、いまでも日本にいる。


 そんな叔母の次女は国際結婚して、最初はワーキングホリデーで行ったホストファミリーと家族同然となり、海外で、ホストファミリーの近くで子育てをしている。


 叔母と同じように海外でホームステイの受け入れ先のママを、いとこも海外の母親同然に慕っていて、縁というか、この親子の人柄なんだろうなと思って、私も「困っている人」には手を貸す人間になろうと思いました。


  見返りを求めて親切にしているわけではなくて、叔母は独身時代も英語関連の会社で仕事をしており、英語がとても好きで、日本人だけど叔母の家にいくとアメリカンな朝食だったり、海外の製品を使ってみたり、狭い固定観念にとらわれず、また相手を見るときに「外見」だけで判断するのではなく


 言動の一致。矛盾したことを言っていないか、礼儀正しい人間か、常識があるかどうか

 を確認する大切さを、私が幼稚園のときから聞かされ続けました。

 それでも私は馬鹿で単純でお人好しで、騙されそうに何度もなって、いとこや叔母に相談して大事にならずに済むことが多く、両親より頼りになるので、お世話になりっぱなしで本当に頭があがりません。


 

私の両親は、勉強が嫌いで、新しいことをあまりみようとはせず、外見や一部の情報で決めつけが強く、意見が対立します。両親のことは大好きですが、私より頭が固く、融通が利かないという点で親ながら困ることも多いです。


 それでも、最近父親は自分の姉の意見も聞いたり、私、娘の話にも耳を傾けてくれるようになり、嬉しいなと思います。


 自分の母親が地域のコミュニティー活動を全くせず、自己判断が多く、相手の立場を考えずで

ママ友もいなかったので、私は子ども時代、恥ずかしい思いをして、自分が母親になったときは、叔母のように自分のことばかりでなく、周りの気持ちも考えて多少はママ友付き合いをする。無理のない範囲で。困っている人には親切にする。すると、自分が困っているときに助けてもらえるという、当たり前だけどそういうことを叔母の言動、行動から教わっていて良かったと思っています。


 高齢ママ、若いママ、学生時代、職業などで共通点もなく、みんながみんな、交流が得意ではなく、人見知りのママもいるし、育った環境も違うので当たり前だけど「その人の考える当たり前」がみんな同じではないです。


 なので、ママ友って友達とはちょっと違うもの、なんですが


 気の合うママ友は、のちに「大人でできた自分の友人」にランクアップあうることも、あります。


 私も人付き合いは相変わらず得意ではなく、ときどき全部ぶん投げて海外に逃亡しちゃおうかなんて夢みたいなこともよぎりますが、地に足をつけてコミュニケーション能力を伸ばしたいです。


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