【4話】1人でアフリカに行ったら、タクシーで男2人に乗り込まれて、丸一日観光案内。最後は君と夜を過ごしたいと言われた女子大生の話①。

前話: 【3話】「ピザください。トッピングは無しで。」ピザ屋が運ぶと驚愕の事実が。
次話: 【5話】スラム街でホームステイをしたときの話。そこには、日本にはないあるものがあった。

今夜は君の部屋に泊まらせてもらうよ。だってあの日本人女性も泊まらせてくれたのだから。


母の語りは少しお休みし、自分のことを語りたい。


私は一人で海外旅行に行くのが好き。

初めて一人旅をしたのが、なんとアフリカだった。

そこで遭った出来事を語りたい。


アフリカの中でコーヒーが有名な国で、マザーテレサが第2の故郷とした国を選んだ。

(この写真は、そのときのではなく、シンガポールです。見つからず、ごめんなさい。)


そこに行ってボランティアをしたいと考えていた私は、当時大学4年生。

ひとりで旅行をするのだし、せっかくまだ若いからとアフリカに行くことを決意した。


行く前にたくさんの予防接種をし、

マラリア対策で蚊取り線香をバックパックに収める。

おばかな私はライターをかばんにいれてしまう

初一人旅ということもあり、おばかな私はライターをかばんにいれてしまう

(空港ですぐに没収されてしまった(笑))

なにより、生きて帰れるのかと心配し、いろんな人に死んだらよろしくと言っていた(笑)


なにより驚いたのが、アフリカの空港に降り立ったとき。

みんな黒人さんだったこと。

そりゃそうなんだけど、やっぱり迫力がすごい。


あまりにびびった私は、一旦、トイレに逃げ込んだ。

そして大量の両替をしたことを後悔しつつ、様々な場所にお金を隠した。


アフリカでは2週間過ごしたが、ほとんどがボランティアをして過ごした。

ボランティア先はマザーテレサの家。

マザーテレサの家はインドだと毎日のようにボランティアがいるので、

受け入れ体制が整っているのだけれども、アフリカは違った。


まず、場所がわからない・・・。

とりあえず、地図に書いてある場所へ行くが、

確かにマザーテレサと書いてあるけれども、あまりに小さい。

どうにかならないかと思い、その目の前に止まっていたトラックにいる

シスターらしき人に声を掛けた。


ボランティアしたいんだけど!
・・・うーん。とりあえず乗ってけ!

トラックの荷台。アフリカについて、まずトラックに乗るとは。

このとき私はすでにふらふら。

というのも、ここに着く前にホテルを探し回ったのだが、歩きに歩き、

暑さと荷物の重さですっかりやられていた。

たまたまだったのか、時代だったのか、警察官に聞くと全く違う方向を教えられ、

地元民に聞くと大体あってる場所を教えてくれた。

警察は信用ならんと思ってしまう、若造。


そんな若造がトラックでマザーテレサの家に着いた。


私は、扉をたたいた。

ボランティアをさせてください!
・・・何?事前に連絡はした?
一応、手紙を書いて送りました。
届いていないわよ。あなたジャーナリスト?
違います。(ヘッドホンを首に掛けてるからそんな風に見えるのかな?)
じゃあ、本当にボランティアをしたいんだったら、明日の朝にここにまた来なさい。
わかりました。

と、この会話で終わり、門は閉められた。

あれ、もしやアフリカに来て、

マザーテレサの家に来たかったのに、
かなわないまま2週間過ごす感じになっちゃう?


呆然とする私。慰めてくれる守衛さん。


とりあえず、明日来よう。

1日の疲れがドッと出たので、まだ昼間だったけどホテルで爆睡をした。


その次の日の朝に行ってみたところ(今度は迷わなかった!)、

普通に通され、普通に案内され、普通にボランティアができました。


あれ、なんだったんだろう、あの問答は?


ただ、あのことがあったから今の自分の粘り強さがあるのではないかと

思うような気がする気もする。


その後1週間ボランティアをし、国内を回ることにしたのだが、

そこでもいろいろと遭った。

いろいろありすぎた。

続きは、また次回書いていきたい。

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