なんでそんな計画的に生きなきゃいけないんですか!

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 長いこと黒歴史だった小学校の卒業文集を読んで

小学校の卒業文集の、それぞれが運動会などの思い出や頑張ってきた活動について書く個人ページの中でひときわ抽象的なのが、私だ。題名は「夢とは」。

かわいげがなさすぎるという大人の反対を頑固に押し切って書いた文だ。その割に納得のいくものにならず、その上、いざ手元に渡って見ればたしかに内容的にういていることに気づいた私はその後何年も文集をめくることはなかった。

私が再び「夢とは」と思考するようになったきっかけは、大学の推薦入試だった。特にこれといって決まってなかった私は、ここで担当の先生と一悶着。泣いて帰って布団の中で叫んだ、

「夢ってなんで職業なのよっ違うでしょ!私はその瞬間瞬間にやりたいことを、やれることを、やらなきゃいけないことをやってたいんだ!で、最終的に強者に都合のいいこの世界を変えたいの!どうやってとかまだわかんないし!そのために学びたくて仕方ないんじゃない!」

大学に入ってからも悶々とした思考は続く。

ある日、部屋を掃除していると、出てきた、例の小学校の卒業文集。ずっと黒歴史として卒業以来奥の奥にしまっていたそれを、なんだか開けちゃダメと言われた箱をこそこそ開けるような気持ちでめくった。怖かった。

けれど、そこに書いてあったのは、たしかに文は下手だけど、紛れもなく「私自身」だった。

-『自分をつらぬきとおし、精一杯生きること。たくさんの人と共に生きること。そして、全ての人に、夢と希望を分け、世界をより良くすることに貢献すること。』

ふっ、自然と笑みがこぼれていた。なんだ、変わってないじゃない。あっという間に私は私を、かつて封印した黒歴史から見つけた。

変わったのはね、堂々と言えるようになった環境。理解してくれる人たち、同じ方向を向く人たちがいること。これもね、発見の一つ。

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