毒母に育てられて2

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小1の終わりに母親30歳、その男19歳で再婚してから、私の地獄の日々が始まった。
思えば、その男の長男は私の8歳年下だ。
要するにデキ婚って事だ。
再婚でデキ婚、2回目なのに盛大な結婚式、相手は祖母が営むスナックの客だった。
祖母が母親に勧めた縁談である。
「動物は好きか?子供が好きか?」
その問いにYESと答えただけなのに、動物好き、子供好きに悪い人は居ないって、どんだけ非常識な人なのだかうかがい知れる。
夜な夜な出勤する母親は朝方に鍵を忘れて家に入れなくてトイレの小窓を壊して中へ入り、祖父に怒られて居たことがある。
胸元に客からのチップを挟む癖のある母親。
いつも二日酔いで昼間は寝ている。
私が小学校から帰宅して鼻歌を歌っていると煩いと怒鳴りつけられた日。
あれから歌わなくなった。
名字が変わった事でいじめられた時も、
「煩い、泣くな、やり返せ!」
と怒られ、それから泣かなくなった。
段々と感情を押し殺すようになっていった。
学校でも一言も話さなくなった。
声を失ったかのように喉が締め付けられて発声が難しくなっていた。
そんな事も知らずに母親は自分と自分の男の事で頭が一杯だった。
女には2種類あるんだと思った。
母性を持った女と、自分しか愛せない母親にはなれない女。
この2人は、女と男って表現しか出来ない。
そんな事を悟った2年生の頃…
その頃から足元がグラグラ揺れて、穴に落ちる感覚に陥るようになっていた。
地面が歪んで足元がおぼつかないような、そんな歩き方しか出来なくなっていた。
笑う事も泣く事も出来ず、ただ私は呼吸をして声を押し殺して生きていた。



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