ただ、私を好きになりたかった
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ただ、私を好きになりたかった❷
「あなたの本当に欲しいものは何?」
そう問いかけた時、
するっと答えが出てこなかった。
愛する人が欲しい
愛する人と築く家庭が欲しい
愛する人と過ごすのに十分なお金が欲しい
・・・
とめどなく出てくるけれども、
本当に欲しいものは何だろう。
頭では、安定や安心を求める一方で
グラグラと揺れる私の日常。
何でも選べる
自由になると思っていた大人は
とっても不自由で。
あれもこれも欲しくて。
手当たり次第に手に入れないと幸せになれない気がして、必死。
でも、手に入れても手に入れても満たされなくて。
誰かや何かのせいにして壊しては、欲する。
私が本当に欲しかったものは何だろう。
その問いに向き合い始めた時、
本当は何も手に入れていないことに気がつき
全てが手の中にあったことに気がついた。
そんな私のストーリー。
あなたの親御さんの人生を雑誌にしませんか?
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