サバサバ系の妹が大泣き!!看護学校から見えてきた人材育成の問題点について大学生の僕が考えてみた。

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このお話は


妹が語った悩みに対する僕が感じた「人材育成」の疑問点を記したものです。


稚拙な文章ではありますが読んでいただけると幸いです。


では行きます。








僕には二個下に妹がいます。


現在19歳の彼女は音楽やファッションの趣味などが僕とマッチしており(というかお互いに影響を与えているのかもしれません)二人でホラーゲームの実況動画を見たりおしゃれなカフェに出かけてみたり、時には互いの恋愛相談をするなど良好な関係を保っています。


また現在看護系の専門学校に在籍にしており日々看護の勉強に精を出しています。



妹の性格はどちらかというとサバサバ系で好きなものは好き、嫌いなものは嫌いということがはっきりしています。


人間関係においても合わない相手はスパッと切るタイプ。


普段からあっけらかんとしており僕と違って近親者にも弱いところを見せない。


嫌なことは右から左へ受け流すタイプだと思っていました。




そんな妹が昨日、大泣きしながら僕の部屋に入ってきました。


こんなことは珍しく僕も動揺しましたがとりあえず妹を椅子に座らせて話を聞いてみることに。


すると妹の口から初めて「学校を辞めたい」「看護師に向いてないんじゃないか」という言葉が出ました。




聞けば現在病院での実習中。


実習レポートを何度も何度も書き直し再提出しても「これは違う」「内容がない」となかなか受理されないとのこと。


また実習のペアが怠惰な性格であり、本来二人でこなすべきタスクを妹に任せっきりだということ。


その不満のはけ口が無いこと。


睡眠時間を削って夜中3時4時まで勉強しても、デキる同級生との距離がどんどん開いていくこと。



周りの同級生が看護の専門学校という厳しい環境に耐えられず学校を辞めていく中でこれまで一切の弱音を吐かなかった妹。


そんな妹から初めて出た弱音でした。




妹の性格ゆえに「他者理解をすること」にも苦痛を感じているようでした。


「患者さんに対するホスピタリティーを持て!」と言われても妹は患者の気持ちを理解することが難しく、親身になって患者に寄り添うことができない=向いてないのでは?と感じたようです。


表面上は明るく社交的に見える彼女ですので仮面を被り、そのように「振る舞う」ことはできていたようです。


ただ実習生にも容赦のない患者もいるらしく、実習中に心ない言葉を患者にかけられたこともあったと言います。




話は指導教員にまで及びました。


学校と実習先の先生方の中には尊敬に値する素晴らしい先生もいる一方で学生に対して「なんでできないの!」と強い口調で煽ったり学生を鬼の形相でギロギロと睨みつける方もいるようです。


僕が最も衝撃を受けたのは「私の夫は〇〇(大手自動車メーカー)の重役で年収がウン千万円でブランド物に囲まれているの♪」なんてことを学生相手に言ってしまう教員が存在するということ。


「そんな性格がひん曲がった奴がいるのか!!」と唖然としましたが、、、正直、「仕方ないのかも」と思いました。




病院とは社会から見て封鎖された空間です。


この世で最も尊い(とされている)命を扱う現場であり、看護師たちは医療ミスなどの不祥事を起こさないためにも細心の注意を払っています。


また残念ながら病院内での看護師のポジションは比較的低いと言われており、患者の世話だけでなく排尿の世話、汚物の処理までもを担います。


その上医師からは見下されたり村雑な扱いを受けることもあるようです。


現在TBSで木村拓哉さんが主演しているドラマ「A LIFE〜愛しき人〜」でも木村文乃さん演じる看護師の柴田が医師からの扱いに不満をあらわにしているシーンがありました。


医学に対する知識があっても医療行為を行うことができないもどかしさも柴田は抱えていました。



男女平等の名の下でもまだまだ看護師における女性が占める割合は高く、厚生労働省(2015)によれば看護師全体の実に9割が女性という数字になっています。


偏見と捉えられるかもしれませんが看護師はまだまだ異性というクッションがない同性だけの職場です。


人間関係がギスギスしていくのも必然です。




ストレスフルな日常の中で彼女たちは自分より弱い存在である看護学生を虐めたり自分を少しでも大きく見せることで自らの自尊心を保っているのではないでしょうか?


虐め、自分を保ち、そしてますます性格がひん曲がっていく。


こんな教官が揃っている環境では優秀な看護師が育たないのにも納得がいきました。




考えてみればひどい仕打ちです。


ロングスリーパーだった妹の平均睡眠時間は現在では3〜4時間に。


誰だって睡眠時間が削られ、思考が鈍っている状態ではベストなパフォーマンスを行うことはできません。


しかも指導教官や患者からは心ない言葉やモラハラとも取れる発言を浴びせられること。


慢性的な睡眠不足はうつ病のリスクを高め、時に当人を死に追いやることすらあります。


妹はそんな極限状態で戦っていたのです。






ここまで読み進めてくださった方の中には「甘い!人の命を扱う看護師なんだから死ぬ気でやるべきだ!!」という方もいらっしゃるはずですが




それって、時代のニーズに本当に合ってますかね…??





過労死や労災といった言葉が当たり前に使われるようになった今日この頃。


「根性ない若い奴が増えたもんだ!」なんておっさん方が宣ってらっしゃいますよね。




でもホントそうでしょうか?


本来上司や中間管理職として部下に向き合い育てなければならないはずの立場にあるあなた方が、工夫もせずに部下(教え子)の可能性を殺してしまっているだけではないでしょうか?


「根性!やる気!本気!」なんてもんは本来上司や指導教官の手腕にかかってくるはずのものなのです。


今少しでも「ギクっ!」としたそこのあなたは時代のニーズ、若者のニーズというものを今一度考え直してみてはいかがでしょうか?





人を育てるって、そんなに簡単なことではないと思うんです。






僕は兄として、何があっても絶対に妹の味方であることを誓います。


妹にはどうかまっすぐな看護師になってほしい。


独りよがりの指導教官を反面教師として、部下に寄り添う、人に寄り添うスキルを持った看護師になってほしいと思います。



陰ながらではあるけど、兄は応援しているよ。


頑張れ!











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山中 貴士

国立新潟大学経済学部2017年度編入生  専門は人的資源管理 受験に大失敗し日東駒専生になるもMARCHや国公立大に合格した友人たちを目の当たりにし学歴コンプレックスに。専門学校に再入学し経営学と英語を学ぶ。今年新潟大学と法政大学の編入試験に合格。 人生を少しばかり変えてみました

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