自分が『自分』でいられるのは、、、~愛あればこそ~ vol.4 「まずは自分がやってみせる」

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まずは自分がやってみせる

説明してもなかなか理解してもらえないことも多いかもしれません。そこで面倒になり、投げ出したくなるかも知れません。でも、、、そんな時に自分はこう思ったのです。

「あれ?わからないのかな?それは寧ろ面白い!」

説明して理解してもらえなかったとしても、実際にやって見せて「ビジョン」を共有できれば理解してもらえることは多いです。そのプロセスって凄いやりがいがあるんですよね!自分が大学受験勉強中に塾のチューターに「君はどこにも受からない」と断言された時にも同じように感じました。

「やってみせたら驚くだろうな^^」

前回の記事でも書いたとおり、この内容は過去のstorysに紹介されていますので、ここでは詳しくは述べません。

【STORYS参照】『0点なんて最高じゃん!』何でも遊びにすることで、高3の半年で偏差値が31から75まで上がってしまった話 ~顔が輝かないようでは実力は発揮できないよ~

ここで凄い重要なのは「わかってもらえても、わかってもらえなかったとしてもOK!」という安心感を持っているかどうかなんですね。

「わかってもらえなかったらどうしよう、、、」という不安感が強い場合には、行動に移すのを躊躇するかも知れません。

この安心感はどこから来るかというと、やはり「自分を認めてくれる者の存在」なんですよね。

まずはやってみせることで理解が得られた例を幾つかご紹介します。

農地の取得・開拓

脱サラし、自然の中で暮らしたいと思った私はグーグルアースで日本を上から見て、自分が鳥だったらここに降りたいと思った場所(山梨県北杜市;その後に凄く人気が出て、今では全国一位の移住希望先!)に移住することにしました。そこで農地を借り、農的な暮らしをしたいと思ったのです。しかしながら、、、農地がなかなか借りられなかったのです。自分が「自然に任せて野菜を育てたい」と言ったのが気に入らなかったようで、草刈りをしっかりとしないものには貸すことが出来ないということでした。また、自分は農業もしたことがない素人だったのですが、「研修などをする気はない」と言ったのも断られた大きな理由の一つだったようです。

ちなみに山梨県は耕作放棄地率全国ワースト二位であり、新規就農者はかなり歓迎されると思っていたので、かなり予想外の展開でした、、、、が!やはりその方が面白いですよね。

まるで相手にもされない人が結局は貸してもらえるようになったとしたら、その方がすんなり借りられたのよりもドラマチックですからね♪

という事で、自分は市の担当の方たちに色々と思いや考えを伝え、自分にできることを進めました。

すると、、、

時間はかかりましたが、結局借りることが出来ることになったのです。「農業研修しない人には貸せない」という不文律に関しても、それとは異なる前例ができたことで、次からは農業研修せずにも借りれる道が拓かれました。これは慣行農法とは異なり、自然に即した野菜の育て方を望む人達にとっては非常に大きいと思います。教科書に乗っていることとは違うことを試してみたい人達にとって、農業学校での研修はあまり楽しいものでない可能性が高いので、、

しかも、借りた土地(山林みたいに木が生えていた)を自ら開拓したいと申し出た際にも、「そんなのを個人ができるわけない!」との事で、県の事業として圃場整備をしたいと言われたのですが、これもまた紆余曲折を経て結局自分の望みどおりに、自ら開拓することが出来ました。



(開拓前)



(開拓後)

そして自ら開拓することが出来ることを示すことで、更に面白いことが引き起こされるようになったのです。

「もし宜しければ、隣に広がっている放棄地も開拓して使ってもらいたい。」と市の担当の方から申し出があり、実際にそこを貸して頂けるようになったのです!最初は全面的に拒否されていた自分ですが、本音で話し合ううちに担当の方などとの信頼関係を築くことが出来ていたのです^^

こうして自分は理想としていた環境を自ら創り上げる基礎を得ることが出来ました。


(自分の望む理想郷になって来ました!)

自然農法

さて次に紹介するのは、実際に農地を借りて野菜などの栽培をするようになってからの話です。自分は一般で行われている慣行農法ではなく、野菜が自然に育つのかどうかを試してみたいと思いました。「雑草が生えすぎて困っている」という話と、「肥料や農薬をやらないと野菜は育つわけがない」という2つの話をよく耳にしますが、それらの間に大きなギャップがあるのに違和感があったのです。

「野菜も雑草のように生えすぎて困るくらいになったら面白いと思うんだけどな~。」

そこで自分は色々と試してみることにしたのですが、ベテランの農家さんなどが色々とアドバイスをくれました。

「農薬を撒かないとほとんど虫に食われるよ」

「水や肥料をやらないと育たないよ」

「開拓なんかしないで、既にキレイになっている畑を使った方が良いぞ」

そうなったら困るだろうと心配して言ってくれていることが良くわかりました。しかし、自分は試したいことがあったので、そのことを素直に話し、実際にそれを実行に移してみました。

すると、、、

竹林や草原、森林のようだった場所を切り開いて作った畑から、凄い見事な野菜たちが水も肥料も農薬もなしに育ったのです!

(自分の娘♪)

農業を長くやっていた人達からすると、「???!」という感じだったようですが、百聞は一見にしかず。「絶対にできるわけない!」と言っていた人も「どうやったら自分の畑でも出来るかな?」と逆に聞いてきたりするようになったのです。

「『絶対』無理!」と真顔で言ってくる人は、本心でそう言っているのですが、実は一度も実際に試していないということも多いです。もしくはちょっとだけ試しただけですぐに諦めていたりします。実は状況を変え、前提を変えたら出来てしまうなどという可能性までは追求していないことが多いのです。

実際、「自分に自然任せのやり方はありえない」と親切心から教えてくれた一人に聞いてみると、実は一度も試したことがないと言っていました。その理由を聞くと、「農協からそう指導されていたし、皆もそう言っている。教科書にもそう書いてある。」との答えでした。

これは学校生活にも当てはまりますが、先生の教えや教科書をただ丸暗記するというようなやり方が染み付いてしまうと、自ら探求するということができなくなってしまうのでしょう。

「どうせ失敗するくらいならやらない」から始まって、周りも皆同じくそのように何度も繰り返しているのを見ているうちに、気づくと「『絶対』できない」というような確信に変わってしまうようです。面白いですね~

上の2つの例に関する詳しい内容は以前storys.jpに記事として載せているので、興味がある方は読んでみてください。

【STORYS参照】困難な状況にいる人々を救うためにはお金が必要だ!と資金作りのために起業しようとしたが、、、、結局は利益など無視でお金不要の環境創りを始めた話 ~ビヨンド自然塾誕生物語~ vol.5 『実際に行動に起こしてみると、、』

農園体験の連携☓学生受入れ

次は行政との関わりについての例です。

山梨に移住し、借りた土地をフィールドとして自然体験施設を運営している際、これらの体験を修学旅行や都会などの小学生、中学生などに提供できたら面白いなと考えました。自分の施設だけでは数十名しか受け入れることが出来ないので、「他の農家さんなどと連携して受け入れる体制づくり」をしたらどうかと北杜市の職員に提案してみました。これまでは学校などの受け入れには大きな農業生産法人などの立派な施設に一括で受けてもらったりするやり方ばかりで、それだと「本当の田舎農業体験」とはかなり異なるものになってしまうと自分は感じていました。トイレがいくつもあるような畑なんて一般の畑では見たことがありません。

ただこの提案、最初はすんなりと受けいられませんでした。「悪くないけど、出来るのかな、、、」というようなた反応だったと記憶しています。

出来そうでなければやりたくないという風に考える人は多いかも知れません。でも、自分は順番が逆のほうが個人的に気に入っています。

「出来るかどうかとりあえず置いておいて、それが本当に面白いならやれる道を探そう!」

まずはやりたいかどうかだと思うのです。やりたければトライするだけ。非常にシンプルですね^^ 出来なくても別に困らないと思うのです。好きでやっているだけなので。しかしながら、この「好きだから」という前提は物凄く重要で、あまり乗り気でない人と共にやるのであれば、成功しないかもしれないような活動は歓迎されないでしょうね。

自分は市がやらないのなら独りででもやろうと思っていました。仲間を募り、ホームページなどを作り、自分の構想(ビジョン)が見えるような形にし、もう一度、市の職員に見せに行ったところ、実現性が認められて市の事業としてやってもらえるようになったのです。

まずはやってみせる。ビジョンを共有する。

これが物凄く重要なんですね!

【参照】農的暮らし体験マップ作りが北杜市の事業に | 自然農園ビヨンドの過去のブログ

街づくり活動 ~NPO法人みんなの街~

自分の運営している自然体験施設には県外から訪れる方が多いのですが(わざわざ海外から来ることも)、そのような方々にとって日帰りでの体験というのは時間的制約が大きかったりします。そこで、気軽に宿泊できる施設を設け、北杜市に暮らすように滞在できるようにしたら、凄い需要があるんじゃないかなと思いました。

そこで、その提案を市の職員に伝えたところ、「市」としてそのような活動をするのは難しいとの答えでした。yesかnoであれば、圧倒的にnoの方が答えやすいので、自分としては予期していた回答でした。

こうであればやることは一つ。

「じゃあ、自分がやります。」

自分は自分のできる範囲で活動を始めることにしました。まずは空き家を探して借り受け、そこを改修して誰もが気軽に滞在できる空間を作ったのです。給料が出るわけでもなく、予算があるわけでもなかったので、業者への外注などはせずにほぼ自分でやることにしました。改修などやったこともないのですが(^_^;)


(皆で力を合わせて!)

壊れている床などを直しようにも、木材や床板などを買う余裕もありません。やり方もよく分かっていません。

そんな状況でも、とりあえずやり始めるのは面白いですね。共感してくれた人々が資材を提供してくれたり、作業を手伝ってくれたりして、結局、改修は無事に進み、「お試し滞在施設」として運営を始めることが出来ました。


(囲炉裏まで作ってみました)



そこを利用してくれた人々は北杜市が好きになり、具体的に移住を考えるようになるケースも多く、実際に6組が県外から北杜市に移住してくれることになりました。

自分の活動の意義を少しはわかってもらえたのか、その後、最初はやらないと言っていた市も「体験宿泊施設」というのを始めました。

更に、最近では市と共同で進める形を検討してくれたりしています。提案してから既に二年くらい経っているので、逆に言えば5日ほどで諦めていたりしたとしたら、市には自分の活動の意義を知ってもらったり、そのビジョンを共有することはできなかったでしょう

活動を維持できるかどうかはモチベーションで決まります。その点で、「本当に好きなことをする!」というのは凄く大きいんですよね^^

あと、無理はしないことも重要ですね。自分のできる範囲ですれば良いと思います。

「こんなにやっているのに、なんでわかってくれないんだ!」

というような気持ちが湧き上がるようであれば、それは好きでやっているのとは違い、認めてもらいたくてやっていることになり、心の中に無理が生じていますね。

まとめ

以上、自分が実際に経験したいくつかの例を紹介させて頂きました。具体的な行動や示す相手などは異なりますが、実はすべてに共通する点があります。

1)自分が本当にやりたいと思うことをする(モチベーション)

2)自分の思いをストレートに伝える(コミュニケーション)

3)言っても伝わらない場合には実際にやってみせる(行動力)

4)できてもできなくても大丈夫だという安心感(心の平穏、認めてくれる者の存在)

本記事のテーマである、「愛あればこそ」は上記の4)の事を言っており、全ての根幹に関わってきます。4)があるからこそ1)~3)が実行に移せるのですから!

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室田 泰文

プロフィール 京都大学大学院 工学部卒業 1998 富士フイルム 研究員 1998-2003 思想家、個人投資家 2003-2012 体験施設 ビヨンド自然塾(自然農園ビヨンド)代表 2012- NPO法人みんなの街 理事長 2015- ビヨンド自然塾; http://beyond-farm.c

室田 泰文さんが次に書こうと思っていること

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室田 泰文

プロフィール 京都大学大学院 工学部卒業 1998 富士フイルム 研究員 1998-2003 思想家、個人投資家 2003-2012 体験施設 ビヨンド自然塾(自然農園ビヨンド)代表 2012- NPO法人みんなの街 理事長 2015- ビヨンド自然塾; http://beyond-farm.c

室田 泰文

プロフィール 京都大学大学院 工学部卒業 1998 富士フイルム 研究員 1998-2003 思想家、個人投資家 2003-2012 体験施設 ビヨンド自然塾(自然農園ビヨンド)代表 2012- NPO法人みんなの街 理事長 2015- ビヨンド自然塾; http://beyond-farm.c

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