人生は時に不公平〜13〜

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私立校は結局受けず、県立高校1発勝負になった。

凄い理不尽だったけど、学力的には余裕で受かるはずだと思っていてたいして勉強もしなかった。

合格発表も1人で確認した。

何の感情もなかった、嬉しくもなかった。

中学卒業まで無心で毎日、毎日安物のギターを弾いた。

高校に入れば自分で稼げる、この家から出る事も出来る、そう願った。

この時はそれしか考えられなかった、地獄からの解放、それが全てだった。

そしてついに中学卒業が迫って来た。




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