落ちこぼれからの就活逆転術(一か八かで取った戦略はまちがっていなかった) ~キッカケ編~

就活はクソだ。

2009年2月、落ちこぼれの僕が、かろうじて得た内定は取り消された。いや、厳密には自ら辞退したのだが、その理由は内定先からの突然のメール。


"業績悪化" "新卒内定者は最低1年、xxxに出向" "内定辞退の希望は..."


もうメールは削除したが、こんなフレーズが目に飛び込んできて、一瞬、目の前が真っ暗になったのは今でも覚えている。内定切りが世間を賑わす中、まさか自分もその当事者になるなんて夢にも思わなかった。超マイナー大学の落ちこぼれ文系が、なんとか手にした内定だったのに。しかも、大学の卒業式が3週間後に迫っている。この時期に、僕は就職難民になった。


さて、これからどうしよう・・?


初めは新卒での就活を再開して、どこでも良いから働かせてくれる企業がないだろうかと悪あがきをした。しかし、すでに1学年下の後輩達の就活が始まりつつある中、いくつかの企業の人事に直接電話をかけても、「第二新卒として応募してくれ」と言われる始末。数ヶ月前までは、どこの会社もWelcome感満載で学生に対してプロモーションをかけまくっていた会社が、打って変わって、邪魔者扱い。社会的弱者になったことを、この時初めて実感した。この後、僕はタバコとコーヒーと紙を前に人生について死ぬほど考えた(ドトールさん、ありがとう)。新卒での就活悪あがき、放浪旅、帰省、バンド活動…。今思えば、この時の判断がなければ、今の自分はない。


2年後。2011年4月。僕は超一流メーカーの入社式に出席していた。東証1部、売り上げは6割が海外のグローバルカンパニーで、内定者のボリュームゾーンは早慶レベル。なんで自分がここにいるのか、と不思議な気分に浸りながら、社長のスピーチを聞いていた。


僕は最底辺から一流企業への就職にこじつけたが、そのためにした事をここに記そうと思う。そして、これから書くことは、誰にでも出来る事で、特にスペシャルな能力を要する事ではない。最小限のリスクで、エリート達の仲間入りを果たすための就活術だ。強いて言うなら、少しのタフさがあれば誰にでも出来る事だと思っている。一人でもこの記事が役立つ方がいればと、そう願って、僕がとった一か八かの就活術を示す。


落ちこぼれ大学生だってやればできる。いや、むしろ落ちこぼれにしか取れない戦略があるし、それで実際に僕は早慶レベルの学生の中、勝ち残った。僕のとった、一か八かの戦略の思想はまさにここにある。圧倒的短所は圧倒的な武器になり得るのであって、全く気負う必要はない。むしろ、晒してなんぼだと考えている。重要なのは発想の転換。


ブサイクで売っている人気芸人は、その顔をセルフブランドの核としている。そこそこの美人やイケメン(エリート)には決して真似はできない圧倒的強みである。


次回、この就活術を公開することにする。


Good luck, dropouts.

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