3.11-新潟地震被災者の孫が東京で取った行動-2
家に着いてから確認したこと
まずは確認作業から
幸いにして、電気、水道等のライフラインは無事でした。
ガスは安全装置が作動してしまっていたので、復旧させました。
部屋を空けたら酷いことに!色々な物が崩れ、壊れ…
祖母の遺影も割れました。
備蓄食糧等の確認・買い出し
基本的に祖父も私もカップラーメン大好きだったので買い置きがたくさんありました。
また、新潟地震で被災した祖父母が準備した非常持ち出しキャリーケースがあったので
それを玄関に置くことにしました。
津波の状況、ライフライン等の情報収集には私が当たりました。
電池やラジオ等も2人とも準備していたので問題ありませんでした。
私はほぼ夜中中揺れている中、余り眠れず、朝刊が来た音で少し安心し、眠りました。
翌日の朝。
当たり前のように朝8時に起きて歯を磨いている祖父がいました。
「新潟んときに比べれば大したことない」と言って、いつも通りの生活をしました。
一度被災している人間の言葉の重さを感じました。その時とても安心しました。
また、多くの人が備蓄に走って生鮮食料品が割引になっている!と聞いて
2人で行きつけのスーパーで買い出しに行き、水炊きを食べながらテレビを見ていました。
周囲の無事の確認
落ち着いた人から連絡をくれる
安否確認のとりたい、とは思っても、混乱の中です。
相手もこちらが安否を気にしていることは解っています。
なのでぐっとこらえて、しないことを推奨します。
公共施設や病院などの状況
たとえば何らか地震でトラブルが発生して使えなくなる施設も出てきます。
また、スタッフが被災し通常稼働出来ない場合もあります。
そのあたりの確認も必要になります。
その後:私の防災
水分とおやつ、持病があれば薬は必須荷物
出かける時の荷物の見直しをしました。
祖母が新潟中越地震で被災した時点で水分とおやつは必須荷物でしたが
その後自分も病気になったので、薬も必須の荷物になりました。
その他細かい荷物はありますが、それだけは欠かせません。
自分の非常持ち出し袋を作る
基本的に日本家屋は地震に強いです。
なのでおそらく2~3日、自分の面倒が見られればいいかなぁと思って用意しています。
パートナーはキャンプ用品を多く持っているので本人はそれをかき集めて
何とかしようと考えているみたいです。
大人二人ですし、元々あれこれ買い込む性分なので、今後もいろいろ改善していくつもりです。
高いところに物を置かない
これ大事。高いところから荷物が降ってきます。
本棚の下の方にはなるべく重たい大きい本を入れて、
上の方に文庫本やコミックが並ぶようにしています。
背の高い本棚には転倒防止ポールを
これが意外と知られていないんですが、これけっこう力あります。
大きな本棚をきちんと転倒防止してくれました。
地震後撤去することになったのですが、転倒防止ポールが地震後ズレていたことに
このときに気づき、転倒防止ポール大事だなぁと思ってます。
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