Graph hackシードで最優秀賞を頂いたプレゼンが完成するまで

次話: 世界を少し先へ進めるには、いつから始めても遅い事なんてない。
先日開催されましたGraph Hackシードにて最優秀賞を頂きました。
当日のプレゼンテーション(Ustream)はこちら
審査員の皆様、多くのコメントありがとうございました。
必ずサービスと事業を成長する形でお返し致します。
今後とも、ご声援宜しくお願い致します。
今回はプレゼンテーションまでの舞台裏を少し書いてみようと思います。
私はプレゼンテーションをする時、3ステップに分けて準備を行いますので、
3ステップのストーリーで書いてみます。

1st Step  パソコンを閉じる

私の経験上、プレゼンテーションを行う前はパソコンから完全に離れます。

パソコンをそっと閉じて、プレゼンテーションするストーリーをアナログで考えていきます。今回もペンとノートから始めました。


ここではリラックスして「心を落ち着かせる」に集中しました。
出来れば、一人になれるところがいいと思います。
私は、オフィスの集中ルームへ行ったり、スターバックスへ行ったり、
ボンヤリ公園に行ったりします。焦る心を払拭しようと思いました。
まずは、伝えたいことを洗い出す「発散」フェーズです。

アイデアをひたすら書いて、
過去の自分のメモを見返してアイデアを繋ぎました。

全体像をぼんやりと見るイメージです。
汚くてもいいので取り敢えず書きます。
アイデアを書き、つなぎ合わせると重複している箇所があることに気づきます。
これがプレゼンテーションのコンセプトになる部分だと思いました。
今回のコンセプトは、「ストーリーには人を動かす力がある」と

いうことだと気づきました。


STORSY.JPは、最先端のテクノロジーを使うことに固執していません。
「人の気持ち」にフォーカスし、
「どうしたら自分のストーリーを書きたいと思うか?」
「どうしたら人のストーリーを読みたくなるか?」
「どうしたら「人の気持ち」にフォーカスしているサービスだと伝えれるか?」
徹底的にチームで議論しています。
サービスに表示される日本語やデザインに拘っています。
今回のプレゼンテーションでは、このことを伝えたいと思いました。


次は、伝えたいことを絞り込む「収束」フェーズです。

コンセプトを中心にストーリーの肉付けをしていきました。

コンセプトを一番上に書き、そのコンセプトを説明する理由を時系列順に書いていきました。


自分がプレゼンテーションしているイメージトレーニングをしてブツブツ言いながらストーリーを作っていきます。
この時点では、プレゼンテーションを聞く人が「何が聞きたいのか?」も意識しながらストーリーを検証しました。
プレゼンテーションのストーリーがでいれば準備の7割は終わりです。
気持ちも落ち着きます。
スライドが無くても自信を持って話を出来ることが大切でした。


2nd Step  推敲して。そしてデジタルへ。

1夜寝かしたプレゼンテーションのストーリーをもう一度冷静な気持ちで声に出して推敲してみました。
必ず分かり難い点や、複雑になって伝わり難い点があるので、そこを勇気を出して除きます。
ここまで来て、はじめてPCを開きKeynoteを立ちあげました。

収束フェーズで手書きのイメージを書いてあるので、
それをデジタルに変換するだけの作業に集中しました。
考える作業とデジタルに変換する作業を分離することが大切だと思います。
私も経験があるのですが、同時にやると思考が無限ループに入ってしまいます。

3rd Step  声に出して改善点を見つける。

STORYS.JPをよく知らない人に、プレゼンテーションをしました。
ここでフィードバックを貰う事で客観的な観点で内容を修正します。
※画像はGraph hack審査会中の様子です。


one more thing...

最終調整です。予備日を予め準備をして、クオリティをあげることに専念します。Keynoteの写真のクオリティを上げたりします。
また、TEDの発表者を何度も観察し学びました。

彼らの話の展開の仕方、間の取り方、話す早さ、手足の使い方、聴衆との心の通じ方を、5回位見返して自分のプレゼンテーションに取り入れられる事をとりいれました。iPhoneで電車で見たりしまいた。


特に私が感銘を受けたのが、デイビット・ケリーの「自分のクリエイティビティに自信を持つ方法」です。



決して優雅なプレゼンテーションではないのですが、彼の心からの主張が伝わってきました。

そして、プレゼンテーションの体裁よりも、「何が伝えたいのか?」「本気でそれを信じているのか?」、そのことが大切なんだってことを何度も私に気づかせてくれました。

偉大なストーリーテーラーは、心に訴えてきます。私もそうなりたいと思いました。



プレゼンテーションは自分自身の邪心との戦い

私は、プレゼンテーションは自分自信の邪心との戦いだと思っています。

「緊張して上手く話せないんじゃないんだろうか?」
「プレゼンテーションで負けたらダサいんじゃないだろうか?」
「もっと具体的な説明を加えた方がいいんじゃないだろうか?」
「いろんな人を真似して箇条書きスライドを用意した方がいいんじゃないだろうか?」
「もっとコンセプトを主張した方がいいんじゃないだろうか?」
「プレゼンテーションの準備をしている場合ではなく、他の作業をした方がいいのではないだろうか?」

こんな邪心が常に湧いてきます。そして、目の前の作業に集中できなくなり、
時間がなくなり、準備が足りなく、準備不足が自信を奪い、本番で失敗してしまします。

プレゼンテーションの準備を始めたら自分を信じて集中して準備を進める「心」が大切です。私は、集中するために、PCを閉じて、iPhoneも電源を切りました。
結果は後からついてくる。ベストを尽そう!
言葉で言うのは簡単なのですが、ヒトの本心は弱いモノです。
今回は何とか結果を意識しないように、むしろプレゼンを楽しもう!って自分に言い聞かせていました。

幸運の女神には後ろ髪はない

改めて書いてみると、なんだか効率の悪いやり方を過剰にしているように感じますね。しかし、10分のプレゼンテーションを成功させようと思ったら、きっとこれ位の準備をして臨む事で想定の8割位のパフォーマンスを出せるんじゃな。と思います。

人生においてチャンスは一瞬。
それまでにどれだけ準備をできているか。
どこまで本気で目の前のことに集中できるか。
これが全てだと思います。

私はどんなに些細なことでもベストを尽くしたい。
ベストを尽くせば情熱や熱意は伝わし、情熱はヒトを熱くします。
STORYS.JPのチームで大切にしているこってこういうことだと思います。

サービスを飛躍させる。

審査員の皆様、本当に多くのコメントありがとうございました。
必ずサービスと事業を成長する形でお返しします。
STORYS.JPを、これから大きく飛躍させます。

必ず途中で苦しい時、チームではどうしようもなくなる時が来ると思っています。
その際には、少し強引にでも巻き込ませて頂きますのでw、応援宜しくお願いします!
みなさんのストーリー、お待ちしています!
http://storys.jp/stories/new

ストーリーでヒトの心を動かしましょう!


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