落ちこぼれからの就活逆転術(一か八かで取った戦略はまちがっていなかった) ~面接編~

企業が求める人物像はたった一つ。

リクルートサイトを見ていると、各社が学生に求める人物像を提示していますね。積極性、自主性、課題解決能力・・・各社いろいろと言っていますが、実のところ、彼らが求めているのは、たった一つだと私は理解しました。それは、

カネになる奴。


はい。とてもシンプルです。積極的な人、自主性のある人、課題解決能力の高い人・・こうしたキーワードは、各社の人事担当が自社の業績に貢献できる人物像を彼らなりに解釈・定義して、こんな能力がある人なら業績アップに貢献してくれそうだよねー・・なんて議論した結果に過ぎないのです。要するに、どういう事かと言うと、


どの会社も共通して、カネになる奴が欲しいのです。


じゃあ、就活で自分は何を表現すればいいのか?答えは簡単、「私は御社の業績に貢献できます」ということを、ロジカルかつ具体的に表現すればいいのです。当然、面接やESで「業績に貢献できます!」と直接的に言うのは、印象が良くないので、もっと婉曲的に表現していく工夫は必要ですが、選考を通じて、これを核に準備すれば、結果は必ず変わってきます。これを意識すると、面接で単にサークル活動での苦労話をする就活生が、いかにイケてないかが分かってきます。よくあるPRでこんな感じの人がいます。

“文化祭の運営をしました。スポンサーを集めるのに苦労しましたが、企業を30件回って何とか運営費を集めることに成功しました。主体性と積極性には自身があります!”


あなたが採用する立場で、この話を聞いて何か刺さるものはあるでしょうか?ましてや採用担当は何百人もの面接をしていて、とても疲れています。そんなときにこんな話をされたら、憤りすら覚えるかもしれません。彼らも人間ですから。このPRの何が問題か?この手のPRにはカネのニオイがしないのです。僕も初めはこうした類いのPRを準備していましたが、自分が落ちぶれ野郎という事を思い出し、こんなPRでは絶対に落とされると、方向転換しました。


業績に貢献できるってどうやってPRすればいいのさ?


自分の長所を探すのは難しいですが、自分の短所やコンプレックスなどは落ちぶれ君には、いくらでもあると思います。私の場合は、まずはこうした自分のイケていない過去をストーリー仕立てで語れるようにしました。論理的かつ具体的にいかに自分がクソかを語るのです。そして、そのときに、後付けで自分の過去の言動に意味付けしていきます。例えば、高校を中退した経験があるなら、その理由を今の大人の頭で考え、意味付けするのです。成績が悪かったなら、「高校の成績は学年で下位1%でした。なぜ勉強をしなかったかというと・・云々」。「過去の自分のクソさを論理的に」がキモです


この短所話の後は、一転して、唯一努力したことにフォーカスして、論理的にその努力に至ったきっかけや経緯、成果について、これまた論理的に語ります。何か1つ月並みでも良いので、自分なりに努力したことについて、語るのです。ただし、これだけだと業績に貢献できる旨が伝わらないので、最後に、業績に貢献できる根拠を添えます。この根拠のベースは、ここまで語った話になりますが、具体的に語る内容は、「自分がその会社の経営者」であることを想定して、事前に考えておく必要があります。一般的な企業研究ではなく、あくまで会社の利益構造を理解して、客観的に見て、なにをすれば業績がもっと良くなるかを自分なりに考えをまとめておくのです。そして、「それが出来るのは自分だ」と最終的には繋げていく事になります。


次回、面接におけるロジカル思考について記します。



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