わたしの仕事は「たったひとりの人事」〜始まり〜

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私が転職をした先は、20人の司法書士事務所でした。

大卒で超がつくほど有名企業に就職し、営業として活動していたのですが、

いろいろときっかけがあり、今の会社に転職を決意しました。

大学時代に法学部で挫折を味わったものの、やはり「司法」の世界に未練ダラダラなわたし。

そこで、「仕事をしながら資格を取れる可能性がある」司法書士の事務所に就職しました。


転職して驚いた、採用事情


転職したは良いものの、そこは今までの大企業とは全く異なる世界でした。

前の会社なら、掃除業者がやってくれていた掃除機がけは当番制。

そして4月になっても後輩が出来る訳ではなく、採用は全て「代表」の独断で

開始時期も、採用人数も、決まっていたのです。

面接も代表が行って、フィーリングが合うかどうかで決まる。基準も不明。

もちろん、説明会などもなく、履歴書と面接の一発勝負でした。

社内の人間は、会議室に来客があって初めて「今採用してるんだ」と知り、

入社日に初めて、どんな人が入ってくるのかを自分の目で確かめる。

でも、中小企業ってそんなもんかな、ってわたしは新鮮な気持ちでいました。


「せっかく採用してもみんなすぐ辞めていく」理由


そのような場当たり採用(代表に見られたら怒られるな・・・)の結果、

当時の社内がどういう状態だったかというと

「代表」「副代表」と似たような価値観を持つ、「代表ジュニア」と「副代表ジュニア」と「その他良さそうな人」の集合体。つまり、声の大きい経営者タイプが集まった結果、

「司令塔」に対して「プレーヤー」が足りておらず、

「司令塔の覇権争いによる共食い」により、ひどい時には1か月に複数人辞めていく状況(繰り返しますが、20人程度の会社なので、2人辞めたら10分の1です)でした。

その一方で、業界がら「法律知識」のインプットが「それで食っていけるレベル」まで必要なため、

採用して1人前になるまでは、早くとも1年、遅いと2〜3年かかリます。

そうなると、常に半人前を教育しながら自分の仕事を回さないといけない、

1人前の人に負担がズシ〜っとかかってしまうので、

負担に耐え切れず、1人前の人も辞めていってしまう・・・。

「どう頑張っても悪循環」でした。(のちに、中小企業や士業事務所ではありがちなことと知る)

「この会社をゆくゆくは100人規模にしたい」

そんな状況で飛び出した、代表からのこの発言。

キラキラした目で見る代表ジュニア達、呆れた目で見る先輩方。。。

その時に私はそっと、100人になった会社の姿をイメージしてみました。

・・・(いやいやいやいやいや、無理でしょ)

業務面では、ジュニア達が強く、代表の信頼も非常に厚い。

ジュニアでなくとも「司令塔」タイプが多い社内で、他の司令塔に勝つのは無意味だし無理だし、

もはや司令塔がこれ以上増えると、なんたら多くて山に登ってしまう・・・。

そこでふと思いついたのは

「あと80人のメンバーの司令塔が入ったら、会社が終わる」というイメージでした。

80人といえば、私の新卒で入った会社の同期の人数です。

あれだけの人数を、これから代表一人で採用するのは無理だし、また山に登ってしまう・・・。

逆に奇跡的にバランスのとれた80人を採用出来れば、会社は大きく変わるかもしれない!!


「私に人事をやらせてください」

気づけば、代表との個人面談で、そんなことを口走っていました。

転職して2年目、社会人としても3年目の新参者の私が、この会社にできることはなんだろう?

そう考えた時、私には社内で唯一「誰もが羨む大企業の採用を戦略的にくぐり抜けたことがある」という経験がありました。つまり、一般的な人が「入りたい」会社像は熟知しているぞと。

また、一番年下だからこそ、みんなの不満・愚痴・改善点は聞きたくなくても滝のように流れ込んできます。これってある意味代表にすら情報戦で勝てる。超ラッキーじゃん。


ということで、たった一人で人事部を始めました。

25歳。社内でも一番若く、面接相手の9.8割は年上(しかも半分は資格のある「先生」)。

社内を見れば、私の後輩は1人だけ、その他20数人は先輩・大先輩。

そんな私の奮闘記(継続中)を、せっかくなのでここに記しておこうと思います。

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具体的に言うと、在学中に司法試験に合格していく化け物を目の前に、心が折れたのです・・・。

飯田 裕子

たったひとりの人事部奮闘中。商業登記ウーマン。 人生に今より若い時はない!!

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飯田 裕子

たったひとりの人事部奮闘中。商業登記ウーマン。 人生に今より若い時はない!!

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