神旦那を捕まえたことにまったく気がついていなかった三年間のお話 第一話

結婚することを一度諦めた私。

生きていくには結婚しないと行けないと思っていた。早く結婚しなければ、自分ががんばって支える相手を見つけなくては行けないと思っていた。でも相手が見つかると嫌われないように必死に生きる毎日で、しんどくてうまく行かなくて、疲れてさらに自信をなくしていた。



そんなときにはじめた一人暮らしで、私はふと思った。

あれ、一人暮らしも楽しいかもと。後数年は一人暮らしでもいいかも。ということは慌てて結婚相手を捜す必要はないのではないかと思った。

ただ、彼氏は欲しいかもしれない。と思った私はたった一つのことだけ決めた。

一週間で別れてもいい、三ヶ月で別れていいから。ありのままの自分で好き放題やってみよう。

そう思ってとにかくのびのびとし始めたのがすべての始まりだった。


第一印象がよくなかったのがよかった

私たちの出会いはとあるインディーズの女性歌手の、はじめての冠ライブである。私はその歌手のファンで、神旦那もその歌手の知り合いだった。

今、神旦那に聞いた私の第一印象は

なんやこの人見知り…・

である。私は当時相当な人見知りだった。一対一でははなせるが、大勢になるといつ会話に入っていいかわからずについつい一歩引いてしまう。あとものすごく周りの目を気にしていたので集合写真では自分の顔を隠すほど。いつどこかで誰かにこの写真を見られて「こんなところにいってるんだ…」っておもわれたらどうしようかとおもっていた。


あ、ちなみにわたしの第一印象は

何のお仕事なんですか?
ハローワーク通ってるよ

うん。


ないな(恋愛として)


である。

まぁ神旦那側にも当時色々事情があったわけだが、そんなことは初対面では話さない。そんなこんなで、私は、みんなをまとめてくれるいいお兄さんだなぁという位の気持ちでいたのである。


ただ、私にとってはこの第一印象で恋愛としてないなと思えたおかげで、無理に相手に気に入られようとかという気持ちがほとんどでてこなかったのがよかったんだといまでは思っている。ただ単にファン仲間として、一緒にその歌手を応援するために色々やりとりしたりすることになった訳である。


そんな二人がなぜつきあい、結婚したのか…



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