干支の話を作ってみました

このエントリーをはてなブックマークに追加
4

今まで知らなくて最近調べて知った、干支の話が面白くて村上豊彦なりに部分的アレンジして物語を作ってみました。

昔々、世界の神様達が集まり元旦の挨拶を盛り上げようと動物達を集めます。日本の神様はネズミ、牛、虎、ウサギ、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、猪そして猫を含む日本の動物達を呼びました。その中でも猫は自由気ままに生活していました。遊びたい時に遊び、眠りたい時に眠る生活を過ごしていたので神様の呼び出しを忘れてしまいました。

日本の神様は全ての動物が集まったと思い、話を始めてしまいます。「元日の朝に新年の挨拶をきた12番目の動物達は順に一年間の間、動物の大将にして上げましょう」と告げられて動物達は皆大将に憧れ神様の企画に盛り上がりました。そんな中、神様に呼び出された事を思い出した猫がやってきました。

「しまったニャ。もう神様のお話終わっちゃったニャー!!」

猫は神様のお話の内容を誰かから聞こうと見渡すと近くにネズミがいました。

「ネズミさん、神様のお話内容を教えてニャ」

「全く、猫さんはいつも自由気ままだからいけないチュー。たまには約束事を守らないといけないチューよ!」

「ごめんニャ~。それより神様のお話はなんだったのニャ?」

「それが・・・なんと、元旦の翌日に神様へ挨拶を告げた12番目の動物は順に年の大将になれるチュー!」

「元旦の翌日に神様に挨拶をしに行けば良いニャね?頑張るニャ!!」

ネズミは少しでもライバルを減らしたいが為に元旦当日では無く『翌日』と猫に嘘の日を教えたのです。

しかし、ネズミは素早さに自信があっても他の動物に比べて体も小さく、体力に自信がありません。しっかり者だけど、のんびり屋さんの牛は「ボク、足が遅いモー。前日から神様のところに向かおうかな・・・」とボソっと呟きます。ネズミは大きな耳でその声を漏らさず拾い牛に声を掛けます。

「牛さんに僕の前を上げるから、途中まで背中に乗せて欲しいチュー」

「本当かい?なら途中まで僕の背中に乗って良いモー」

こうして元旦の前日、牛はネズミを背に乗せて神様の元へ向かいます。

牛は遅いながらもせっせと走り、険しい道を駆け上がります。背中に乗っていたネズミは寝転がりながら「牛さん、頑張るチュー」と応援するだけ。牛は優しい性格なので「頑張るモー!」と走り続けます。

元旦当日、寝ずに走っていた牛はフラフラになりながら神様の場所に近づきます。

「ネズミさん、あともう少しだモー!」と声を掛けますが全く返事がありません。牛さんが背中に目を向けるとネズミがいなくなっています。牛がネズミを探してキョロキョロしていたら、なんと神様の元へ走っているネズミがいます。しかし、牛さんはもうヘトヘトで体力が限界の状態。ネズミに追いつける訳が無く、神様の元へ一番初めにやってきたのがネズミだったのです。その後にやってきた牛は2番目でした。牛は大将になれたのでネズミを許してあげました。その後は虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪の順で年の大将が決まりました。

その翌日、「やっと神様の元へ着いたニャー!」と猫が神様の元へやってきました。もちろん周りに動物達の姿はありません。

「僕が一番ニャー!きっとみんなは自由気ままに走り回っているニャ!!神様、僕はやれば出来る子ニャ!!モフモフしても良いニャよ!!」

一日遅れでやってきた猫を神様は激怒しました。

「顔を洗って出直して来なさい!!」

コテンパンに叱られた猫は何度も顔を洗う仕草をして、神様に反省したと伝えようやく許してもらいました。

猫はショボショボと自宅へ帰る途中、一番の称号を得たネズミが他の動物達に自慢をしていました。猫はネズミを見つけると怒りを爆発させ牙を向け、爪を立てます。

「よくも騙してくれたニャ!お前のせいで神様に怒られて、大将にもなれなかったニャ!!」

「猫さんが遅刻したのが悪いチュー!これに懲りたらちゃんと約束や時間を守るチュー!!」

それ以来、猫はネズミを追い回し、次回の神様挨拶競争がいつ始まっても良いように顔を洗い続けています。

チベットやタイの干支では猫は大将に選ばれています。日本の猫よりもしっかり者のようですねw

読んでよかった
このエントリーをはてなブックマークに追加
このストーリーをブログ等で紹介する

村上 豊彦

村上豊彦(むらかみとよひこ)です。猫好きとして周りに知れ渡っているただの学生です。

|

村上 豊彦

村上豊彦(むらかみとよひこ)です。猫好きとして周りに知れ渡っているただの学生です。

村上 豊彦

村上豊彦(むらかみとよひこ)です。猫好きとして周りに知れ渡っているただの学生です。

村上 豊彦さんの他のストーリー

  • 何故、猫はパソコンやゲームをしている時に邪魔をしてくるのか?