ベルリンから留学について考えてみる

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そもそも今更留学がどうのってないとも思うが、自分がいま日本の20くらいの若者だったらどうするかふと考えてみた。グローバル人材という言葉があるらしいがあれはほとんどの人が思う通りピンとこない。それに結論からいうと、むやみに短期留学とか小手先のお膳立てされた海外経験ならべつになくて良いとおもうのだ。留学するなら理想は学位を得る、が本来ミニマムでそれより内容が少ないなら余暇に近い。自分自身も学位を得ない留学を経験してたから余計にそうおもう。あとへんにプログラム化されてものも良くない。やるならSATなり受けて奨学金なり得てしっかり学位を得る(できれば英語圏の)ならOK。あるいは現地の学生に勝つつもりで勝負する勝負師な人、これはOK。そのまま現地で就職OR起業ORフリーランスORアーティストetc目指す。これもOKかとおもう。就職に役にたてようってのがなんかちがう。

特に自分が日本の大学生で、将来日本で就職しようと考えているなら、学位を得る以下の留学は、就職するための手段としては本当に役に立たない。これは自分がある企業で採用面接をやっていたときもそうだが、差別化には全くならない。いまの大学生ってどうなのだろ?自分はすでに遠い昔なので、もうきっとあらゆるところが変わっているのかもしれない。

特に英語圏以外の留学、これは経済合理性からいうとほぼ意味がない。あくまで日本で就職するということを前提にした場合だ。個人的経験からいうとドイツ語圏に留学なんて、合理性からいうとかなり最悪に近い。そこは嫌というほど自分で経験した。もうなんなんだってくらい、役に立たない。日本で就職するという意味においてだ。

じゃあ海外で何かを経験するということが意味が無いかというとそうではなくて、単に留学だったり海外インターンだったりそういうのを”就職”に結びつけてしまうからおかしくなるのだ。

就職ってのは採用する側(雇用主)のニーズがあってそれにあう、使える人材(リソース)とのマッチングだ。けれどニーズの部分が採用する側によって千差万別なので、きっとこういうタイプがニーズだろうと想定された最大公約数を無理やり”型に”してもやもやっと生み出し、それに合うようにアレンジするのが就活といえるかもしれない。

だから就活に有利になるはずだから中途半端な海外留学をしようって言う発想、あるいはその周辺で行われるビジネスは正直やめてほしい。結局誰も幸せにならないので。

じゃあ、海外で就職ってのはどうなのか?これも曲者で海外就職には主に二通りある。高く雇われるか、安く雇われるか、だ。これも国によって事情は様々だけれど、身近なベルリンをとってみると、大抵の海外就職ってのは安く雇われるほうにいってしまう。これもまた高いモチベーションで海外就職を目指した場合よくあたるケースだとおもう。

なんか全くまとまりないが、まとめると、留学するならお膳立てされたものじゃなく、学位取る+αくらいミニマムやらないとあんま得しないよ、ってのと就職っていう”選ばれる立場”を選んだ場合あんまいみないよってこと。かつ自分で独立して起業なりなにかやるって言う場合は話はかわってくるけど、それでもやっぱり学位取る+αくらいやらないとあんまり価値がでないかもなーと。

ちなみにグローバル人材って変な言葉だとおもうが、それ聞いて想像したのは自分がMBA受けてたころのクラスメートでこういうひとが居た。3カ国のパスポートを持って、5ヶ国語を話、3つの会社を経営して、NYとアムスとマドリードに家があり、ドーハでビジネスを展開している26歳(貫禄で40代にしか見えない)。あるいはイギリス籍でドバイに住んでてサクッとベトナムでNPO立ち上げてしまうとか。8ヶ国語話すドイツ生まれの日系弁護士でいまNYで起業中とか。学位もマスターやドクターを既に持っていてて、さらにMBAというか、ほんとに彼らは色んな場所でサクサクっとやってしまうので、ほんと、国なんてなんて小さい概念なんだっておもってしまう。彼らは日本でいうところのグローバル人材?なのだろうか。たぶんああいう人って留学って言葉は辞書にないんだろうなと。乱文で恐縮です。

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矢野 圭一郎

東京からベルリンに移住し起業しました。日々チャレンジがある中で思いついたものを書いてみます。

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