ベルリンで投資家を探す旅をはじめます

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ひたすら面倒くさいドイツの役所手続きを経て漸く先週商標登録?完了のお手紙がお役所から来た。話ずれますが、ベルリンは英語が通じるとか英語で生活できるというのは嘘である。それこそExpatとしてあるいは外人コミュニティの中で暮らす、子供もインターみたいな生活ならありえるかもだが、役所・学校・会社登記のプロセス、税金、引っ越し、あらゆる場面で相応のドイツ語+交渉力が必要だ。(逆に言えばだからビザ取るにせよ何にしても通訳/翻訳/ガイド業が存在し、結構栄えているようにみえる)なのでこれから個人で移住してみたい、住んでみたいというひとは十分な注意が必要です。

ベルリンが起業家の街なのは実体験として本当だ。ただし、付け加えるとファウンダーはドイツ人、あるいはEU国出身者がほとんど、その他東欧や中央アジア等が多い。アジア系あるいはUS出身者は少ない。ただ、起業家という存在はドイツという保守的な国の中では異質で個人的解釈だと路上ミュージシャンに近いひとたちだ。完全に本流からはアウトサイダーである。そして、お金のある場所が偏っているというか、R社周辺(ドイツ企業)のごりごりした会社と一部にお金が大量に集まっている以外、どこからお金取っているのか生きているのかしんでいるのかわからない会社が結構ある印象。唯一起業家にベルリンが向いている理由は変人に比較的やさしいところだ。いや、変人の首都ともいえるかもしれない。なんだかよくわからないひとでも、あ〜〜アーティストなのね、ということであまり目立たない。

日本人であることはメリットでもデメリットにもならない。そもそも日本市場に関心ある人なんてほとんどいないし、英語とドイツ語ができてふつー(逆にできないとお前誰?ってなってしまう)EU市民と比べるとビザ的な要素から不利かもしれない。

話がおもいっきりずれたが、会社をこちらで登記して事業をはじめることにした。もともと事業を自分で動かしてみたい好奇心とやるなら人と少し違った場所でやりたい、且つ子供のときに住んでいたという縁でベルリンで始めることにした。

開業資金だが、基本的に自己資金。+たまたまドイツ政府が出している起業補助金のような仕組みがあるので、応募してみた。これがまたとてつもなく面倒くさい。当然すべてドイツ語。詳細な事業計画書(当然ドイツ語)、キャッシュフロー、作文、面接、ベルリン商工会議所のお墨付きレター、学歴が起業するのに一致しているか(マネジメント学位をもっているか)等がもとめられ、且つやりとりは基本メール等でなく、お手紙(紙!)なので、たとえばキャッシュフローに書いた数字が商工会議所のお気にに召さないものであると、違うので直してくださいね、というお手紙が来たりする。つまりやり取りするだけで1週間なり2週間なりの時間がかかるのだ。しかも、役所系に共通するのは営業時間がランダムで下手したら午後いっぱい、午前いっぱい休業週休3日というのもざらなので、内容云々でなくとにかく進まないのだ。しかもその商工会議所と外人局と労働局の書類が絶妙にリンクしており、いっこ遅れるとすべて止まる。いっこ日付が違うとすべて書き直しという恐ろしさがある。特にビザ発行は融通がきかないなか、労働局は”はい4月2日きっっっかりに発行されてないとみとめせん(その日は日曜日)”といってきたりして完全にアウトなところを無理やりタトゥーの公務員に交渉しなくてはならない。そしてそのやり取りの進捗を主に”電話で”(メールはスルーされることがおおいので)話す必要がある。

このスピードの遅さは2012年に開港するといって2025年まで引っ張ろうとしている悪名高き空港プロジェクトに通じるものがある。ある会社のピッチで3年後にプロジェクト完成予定っといっているものがあったが、ニューヨーカーの知り合いにいってみたら3年後にExitじゃないのか?その違和感にけっこう共感してしまう。話をもどすとその起業補助金はおりた。外国人にもこういう制度を使わせてくれる寛容さは感謝しているが、このプロセス自体はなんとかならんのかね。。

また話がずれたが、事業自体ははじめたばかりなのでどう転ぶかわからないものの、事業計画書はつくったし(プロトタイプはまだ)また、こういう手続は時間がかかるものなので、早めに投資家やメンターといわれる人たちとネットワークを作る目的で探し始めることにする。あと創業者支援目的の民間銀行の資金かなにか。いま即何かもらえるものは期待していない(というかできない)ので、キャッシュが入る仕事を増やしつつ、プロトタイプをつくりつつ、現地の投資家系(とくにエンジェルと呼ばれるひとたち)をネットワークをつくってみたいと思う。これがなかなか難しいのはあまりオープンな情報はなく、当然かもしれないが、人づて、コネの世界のようなのだ。(少なくともベルリンでは。日本はわからない)いま、私がいるCoWorkingオフィスにはCSO(Chef Startup Officer)というおじさん(ロンドンで働いていたアゼルバイジャン人)がいて相談にのってくれた。”お前な~、そんなのはやいよ、アーリーステージすぎるよ。そもそもなんでそんなサービスが必要なんだよ?そういや今度日本で3ヶ月間の柔道トレーニングプログラムに参加するんだ。まじでたのしみだーはっはっは。あ、なんか作ったらもってきてよ、一応みてやっから、はい、以上” ってかんじで軽くあしらわれてしまった。しかしながら、こうやって少しづつ、つながっていくというか、それ以外に考えられる道はない。

もう過ぐAngellist経由で繋がったシニアなエンジェルドイツおじさん(もどきかもしれないが)とコーヒーブレイクをする時間だ。いずれにせよ、このてのものは時間がかかるものだし、あらゆる機会をニュートラルに活用してみたいとおもう。順序は正しいかわからないが、現時点でまったく計画どおりにすすめるのは無理というのがわかっているので、しかたがない。

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矢野 圭一郎

東京からベルリンに移住し起業しました。日々チャレンジがある中で思いついたものを書いてみます。

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矢野 圭一郎

東京からベルリンに移住し起業しました。日々チャレンジがある中で思いついたものを書いてみます。

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東京からベルリンに移住し起業しました。日々チャレンジがある中で思いついたものを書いてみます。

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