黒柴ちひろと春の訪れ その8

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※今回の記事は、ちひろさん目線でお送りします。


今日は飼い主さんのお仕事あとに、一緒にお出かけ。

わたしのお気に入りのグレーのバッグ。

これが出てくるとわたし、とってもうれしいんだぁ。

いっつも楽しい場所に連れてってもらえるの。


今日はどこかな?海かな?

わたし、うれしくて、駅まで走っちゃった(笑)

自分でバッグに入っちゃうの。えらいでしょう?

電車でガタンゴトン揺られて10分くらい。

神奈川県大和市にある、千本桜に連れて行ってもらいました。

バッグから出ても、昔みたいに走って逃げたりしないの。

飼い主さんが困っちゃうでしょう?

だから、ハーネスをつけてもらうまで、いい子にお座り。えっへん。

高座渋谷の駅から歩いて20分くらい。

もう、春のにおいで気持ちがいいの。クンクン、桜のにおいも嗅ぎ分けるよ。


ここにも毎年連れってってもらえるの。

もう、川沿い、一面ピンク色で、とっても素敵なの。

まるで桜のトンネルみたい。

他にもわんちゃんのお散歩してる人や、ピクニックを楽しんでいる人たちがたくさんいました。

お天気はそんなによくなかったのだけど、本当にきれいで、ちょっぴり感動しちゃいました。

飼い主さんは、わたしが生まれるもっと前からここに通っていたんだっって。


一時間くらい歩いて、おとなりの桜ヶ丘の駅まで歩いて帰りました。

春は楽しいこといっぱいあるなぁ。

桜の花、散らないで、ずっと咲いていて欲しいなぁ。

でもきっと、一年に一回、短い間だからこそ、美しいんだよね。

ちょっぴり大人になったわたし。

(ちひろ)

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