統合失調症との付き合い方

このエントリーをはてなブックマークに追加
9

発症したきっかけ

会社に入って研修が一通り終わり、OJTを受けていた。一切教育はされず、ほったらかしで野放し状態であった。仕入れ先との折衝も何もわからず、ひたすら頭を下げていた。そこであまりに仕入れ先に対して低姿勢であったことから、何か金品の授与があったのではないかと疑われ、うわさがどんどん広まっていった。

そのとき、自分は無実なので、実際に調査になり疑いが晴れた時、調子に乗って上司を批判する態度をとってしまった。そこから仕事のチェックが始まり、野放し状態だからトラブルの連続、仕事ができないというレッテルを貼られて、周りの評価も非常に悪かった。そういう中で2か月間仕事を続け、仕事が回せなくなって会社を3か月休んだ。


しばらくの状態

会社の全社員を敵に回しているような感じで、常に自分がだめだ、問題児だなど責められているような感じを受けていた。うわさがどんどん広がり、会社の人だけでなく、家の近所の人やそれまで過ごしてきた過去の人間関係総てが、自分に対して不利に働いているような感じを受けていた。

仕事も回せなくて、精神科に統合失調症と診断された。3か月の間、うちでのんびり休んでいた。


転機

新人にできることをやっていこうと決め、与えられた教材をノートにまとめ、自分の仕事のスタイルを決めるようにした。マニュアルは存在しなかった。復職してから、毎日の仕事で実績を上げていくように心がけた。会社側も考えてくれて、2か月間勉強の期間をくれた。社内表彰も2回もらった。

幻聴は続いていたが、現実をしっかり見据えありえないことは消去する方式で聞き分け対処した。風評はうわさなどは一切気にせず、事実だけを見るようにした。

とにかく仕事で実績を上げようとした。その頑張りを会社も評価してくれ、役職手当の代わりにテーマ手当なども支給してくれていた。


いま

フルタイムで働けるよう、生活を調整しながら、就職活動を続けている。今唯一の楽しみは、仕事が終わった後、喫茶店でコーヒーを1杯飲むことである。

以前から、幻聴に振り回されたりうわさに振り回されることはほとんどなかったので、しっかり現実を見ながら毎日の生活をきちっと行っていくことを続けている。

ドクターにも月1回通院して、状態は非常に安定している。


まとめ

精神疾患から回復する第一歩は、自分を客観的にみるというものである。精神的におかしくなっていると、自分はおかしいと思わず周囲がおかしいと思う傾向があると思う。

被害妄想もそこからくるのではないか。周りでは何も起きていないのに、何か起きているように思う、自分が何かされていると思うすべてはそこのような気がする。実際デマが流れることはあっても、事実が違えばすぐそのデマは消えてゆく。だから何も心配せず、自分がやるべきことをきちんとこなしてゆけば自信もつくし、風評に負けずに生活できると思う。


だいたい、毎日きちんと生活していればうわさに等上るはずもなく、話題にもならないですよね。自分という存在は、そんな有名人でもなく、ごく普通の一般人なんだということを肝に銘じるべきだと思います。あと自分のやったことにきちんとけじめをつけること、あとでこんなことをしてしまったと悔やむより、これをしたけれども代わりにこれで挽回したというように、やったことに筋を通すことが大切だと考えます。

自分は過去に自分が接してきた様々な人たちが現れ、過去のことを言われている幻聴があったのですが、今の自分にプライドを持つこと、きちんと生活する毎日を送るということ、過去に問題になるような出来事は一切起こしていないという自負が自分を支えました。

一つ一つの自分の行動に責任を持つということですよね。問題を起こしていないのだから、人から後ろ指指されるようなネタは何もないと、そういう開き直りが自分を強くしました。

読んでよかった
このエントリーをはてなブックマークに追加
このストーリーをブログ等で紹介する

|

Kujiraさんの他のストーリー

  • 黒柴ちひろと春の訪れ その5

  • Kujiraさんの読んでよかったストーリー

  • 黒柴ちひろと春の訪れ その1