写真家長谷川美祈さんの【Internal Notebook】がドイツのカッセルダミーアワードのショートリストに選考されました

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作品は今後Istanbul,Moskcow,Madrid,Dublin,Aarhus,and Lodzなど世界各国で展示されます。



2017年4月18日

今年のカッセルダミーアワードのショートリストの発表がありました。

http://fotobookfestival.org/kassel-dummy-award-2017/


世界各国からの応募総数約300冊の中から今年は49冊の作品が選出されました。その中に児童虐待可視化プロジェクトの写真家長谷川美祈さんの作品Internal Notebookもエントリーされました。

今後、作品が世界各国の主要都市を周り展示されていくことになります。世界中の多くの方の目に触れられる素晴らしいチャンスとなりました。作品が海外で多くの方に評価されることを、プロジェクトに関わる被写体の一人として願っております。




長谷川美祈さんは昨年12月には中国のLianzhou poto festivalで

http://www.lianzhoufoto.com/

ELLE Franceのライターからインタビューを受けており

http://www.elle.fr/Societe/News/Festival-international-de-la-photographie-de-Lianzhou-2016-As-entertaining-as-possible-societe-de-la-consommation-societe-du-spectacle-3398369


作品の持つ社会性や芸術性が高く海外で評価されております。




この様な貴重な機会に被写体の一人として携わらせて頂いていることに改めて感謝しております。そして今年の11月に開催する児童虐待可視化プロジェクトの写真展において児童虐待に関心のある方にも、これまであまり関心がなかった方に対しても社会的な意義のある問題提起や提言のできる機会にしたいと思っております。

そして同時に写真家長谷川美祈さんについても、その素晴らしさをより多くの方に知って頂きたいと思っております。

少なくとも私は長谷川美祈さんに声をかけて頂かなかったら、今も日の目を見ずに過ごしていたかも知れません。今回のプロジェクトに参加することで自分の過去・現在について客観的に考察ができました。同時に過去の記憶と何度も対峙する経験もしました。

それは他の被写体の方も同様だと思います。被写体の一人ひとりがこれまでの人生をかけて、それぞれの想いのためにこのプロジェクトに参加しております。「児童虐待」と言っても、個々の経験は筆舌に尽くし難いものがあります。一人として同じ人生を歩んで来た者はおらず、それぞれが凄惨な人生の中で必死に耐えもがき苦しみながら生き抜いて来たと言えるでしょう。


正直な気持ちを申し上げると自分の写真を直視することは可能ですが、他の被写体の写真を見ると涙が込み上げそうな思いになることもあります。被写体の一人ひとりに

「これまでよく生き抜いて来られましたね」

…そう声をかけたくなるような思いでいっぱいになります。

生きたからこそ言えること、生きてきたからこそ表現できることや体現できる想いがあります。

私たち被写体の存在の影には虐待により幼くして命を奪われてしまった多くの子供達や、私の友人達のように自ら命を絶ってしまった方の存在もあります。そのような細部の想いも表現できる繊細な作品となっております。

また虐待をする側に対しての社会的な問題提起も、ただ批判や非難をするだけでは何も変わらないと言う事実について考えて頂けるような機会になるのではないかと思っております。



世界各国を渡り歩いてきたInternal Notebookが、今年11月ここ日本に於いて多くの方の目に触れる機会になることを心より願ってやみません。


※全ての写真の掲載は、写真家長谷川美祈様のご了承を得ております。






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小川 詩織

1976年岩手県生まれ ・3歳~18歳まで両親に虐待を受ける ・2000年 虐待の記憶を取り戻す ・01年 虐待の後遺症で失聴 ・03年 挙式がきっかけでPTSDになる 品川手話サークルに連載した失聴経験が注目され「耳のことで悩まないで」~中途失聴・難聴者のガイドブック~に寄稿

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小川 詩織

1976年岩手県生まれ ・3歳~18歳まで両親に虐待を受ける ・2000年 虐待の記憶を取り戻す ・01年 虐待の後遺症で失聴 ・03年 挙式がきっかけでPTSDになる 品川手話サークルに連載した失聴経験が注目され「耳のことで悩まないで」~中途失聴・難聴者のガイドブック~に寄稿

小川 詩織

1976年岩手県生まれ ・3歳~18歳まで両親に虐待を受ける ・2000年 虐待の記憶を取り戻す ・01年 虐待の後遺症で失聴 ・03年 挙式がきっかけでPTSDになる 品川手話サークルに連載した失聴経験が注目され「耳のことで悩まないで」~中途失聴・難聴者のガイドブック~に寄稿

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