ベルリンの小学校と親同士の付き合い等

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娘は7歳で家から徒歩3分の現地校に通ってます。この学校はたまたま運が良かったかいい学校で、幼稚園に居た時より娘も喜んでほぼ毎日文句言わず通っている。

学校制度がアメリカ式を模範とした日本とかなり違うので比較できないけど(仕組みの違いはここでは書きません)良いと思う点をいくつか。

多様性:一見ドイツ人風の子が多いのであんまり表向きは多様性が高いように見えないのだけど、けっこう奥が深い。子供の友達のうちに行けばトルコ語やスペイン語、英語など、親子が違う言語話しているのがおおいし、両親が両方女性という家庭もあるので(場合によっては男性も)娘は遊びに行くたびに学びがあるようだ。あとママPhD.(博士)が結構いる。東京に居たときは女性で博士は幼稚園ママにはいなかった。そもそもドイツは日本とは異種の学歴社会で博士のステータスが高くベルリンは研究者が多い街なので結構いる。(名刺に必ず誇らしげにPhDとかDr.ってのが入っている)兄弟姉妹の歳が離れている家族おおい。下の子6歳、上26歳とかけっこういる。何度か結婚してる人も多いので、前の旦那、今の旦那がそろって子供の誕生会にいることもたまにある。この辺は家族のあり方について多様性をかんじる。良い悪いではなく、いろんなパターンが”普通”であることはよいこと。あと学校行事にパパ参加率高い。日本の保育園では迎えにきてたのでさえほとんど男性はいなかった。日本の女性活躍に関しては一番効果があるのは”男性社会が変わること”だと勝手に思っていてる。日本で会社を休んで”芋掘り遠足”に子供と行ったことがあったけど、当然男一人。まわりからは”お仕事だいじょうぶですか?”しか言われないw幸い当時の職場は非常に寛容だったのでってのはあるけど1ヶ月前から調整してるので大丈夫だし、そもそも普段からたまにお迎えに行くだけでどちらかというと保育園のママたちの視線が冷たかった記憶がある(あいつはだいじょうぶか?というようなw)保育園の先生に”スーツ着用できてください”と指導されたこともあったな。なぜわざわざ保育園の送り迎えにスーツ着なきゃいかんのだろと。もちろんこっちも保守的エリアになればなるほど、男性社会かつローカルルール強いので、国云々じゃなくてどんなコミュニティーに属しているかによって変わると思う。

学年構成:学校制度も市内の公立学校の中でもそれぞれ方針が違うので、一般化できない。うちの学校はアート方面を重視しててかつ、1〜2年、3〜4年、5〜6年が合同クラスで、それぞれ年上が年下の面倒を自然にみて、勝手にリーダーシップを育てる方針のようだ。これは学校によってそれぞれちがうし、その年によって編成を変えることもあるらしい。娘の話だと高学年になると小学生でも校庭でたばこ吸っている子がいるらしく、相変わらずその辺はベルリンは緩い。でもじゃあそういう子が悪い子かというとそういう事でも無いと思う。自分で判断するのを促しているということか。ここ10年で喫煙人口激減した東京に比較してベルリンはまだ減少率は緩やかに見える。(自分の記憶だと酒タバコ16歳でOKでお酒は12歳から親同伴ならOKだったような。。)担任の先生(教育者:子供のコンサルタントと講師:いわゆる算数や言語おしえる先生の2人がつく)も一見ベルクハインにいてもおかしくないような今風の若者だが、ものすごくしっかり子供をみているし、子供の個性に応じて柔軟に対応しているのがわかる。その現れか娘はとても担任になついている。教育者のほうは7歳の子供の相談を直に受ける役割で、親にアドバイスしてくる立場じゃないのもポイント。自分はあまり競争の中で切磋琢磨というより、娘には自分で判断して自分の道を開拓していく、自立した大人になってほしいので、基本的にこの学校のスタイルは気に入ってる。良い悪いやるやらないは親が判断するんじゃなくて、できるだけ若いうちに娘が自分で判断できる力を身につけると理想。

学費とその他:公立なので給食費と雑費以外は基本無料。給食はそこそこうまいとのこと。その分税金が高いので手放しに良いとは言えないが、還元はされているようだ。逆に独身子供なしである程度稼いでる人は収入の半分以上諸所税金でもってかれるのでビジネスマインドの高いドイツ人が海外に移住してしまうのは理解できる。

親の付き合い:基本余計な付き合いはないし、PTAもない。娘も友達が増えてきたので、週1程度は誰かしらの家に遊びに行くか、こどもが呼んでくる。親はピックアップに来る程度。誕生日パーティーは毎月何処かで開催されているので行くことになる。子供を送りに行くときと迎えにいくとき。だいたい、ワインか何か飲んで子供が遊び終わるまでいるかたち。この時の情報交換で、どこの水泳教室がよい、進学させるならどこの学校が評判がいい、どこのサウナがいい、どこのレストランが安くてうまい、旅行先であそこのビーチは素晴らしかった等ネットに出ない生の情報が飛び交うので気が抜けない。(こっちのネット情報はあてにならないのが多く、レストランでも例えばTripadvisor やYelp.deの4つ星以上より、3.2くらいの所に一番うまい店がある。いい店は振りきってるからかアンチも多いいのだろうか。)ある程度親しくなるとWhatsAppとかでつながって子供が遊びたがってるからこないか?みたいのも増えてくる。サラリーマン家庭もいるけど、セラピストやアーティスト、学者等どちらかというと東京にいたころよりサラリーマン率が低くていろんな仕事をしている人がおおい。(うちの近所は)

小学校の前の幼稚園はExpatな人もおおくて、英語話者がおおくちょっと雰囲気が違ったが今はすごくローカルなグループ。どっちも一長一短でいいけど、今現在はPrenzlauerberg(今住んでる地域)のローカルな小学校生活を楽しめている。ただ、もし日本の普通の小学校や中学校に編入した場合つらいので、(日本のいい意味で特殊な学校は大抵が学費が高いか入学が難しいかなのでなやみどころ)現時点ではできれば日本の外で、ベルリンじゃなくてもいいけど、ある程度学校の多様性が担保できる環境で生活をしてたほうが娘にはギャップが少ないかなと思っているし、個性を伸ばせるという意味であっていると思っている。

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矢野 圭一郎

東京からベルリンに移住し起業しました。日々チャレンジがある中で思いついたものを書いてみます。

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