本当にあった、まさかの旅先での別れ

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婚約者と旅先で別れてしまった話。


実はこの話、これまであくまで友達の話として

周りに言ってきました。


自分の昔の話として恥ずかしさもあったし。

でももう時効かなと勝手に思ってます。



さて本題に入ります。



28歳くらいの頃


友達の結婚式の二次会で、ある男性と親しくなり

連絡先を交換しました。


新郎の先輩だという彼は私よりも5歳くらい年上で

ユーモアがある大人の男性って印象でした。


私は当時、三十路を意識してか

人生の中における、第1次結婚したい症候群でした。

(第2次は33の時)


将来を見据えパートナーとして理想的な彼との

交際に私は内心ウキウキでした。

というのも

彼は大手企業に勤めていたし顔も身長も平均以上


正直、ものすごくタイプではなかったものの

タイミング的に結婚相手としては申し分のない相手だと感じました。


私の職場は、いわゆる女の園

実家の母は顔を見れば、いい人いないの?

と聞いてくるし

彼氏のいなかった私はちょっと焦り気味でした。



彼とは交際3ヶ月で、まだ深い仲になっていませんでした。


その旅行で、自然とそうなると覚悟はしていました。


というよりも相手を深く知りたい気持ちで、旅行に行きました。



あくまで相手を真剣に考えていたからこそで

別れを想定なんてこれっぽっちもしていませんでした。





旅行に出る前の2人は

互いに印象は良かったと思います。


何度かデートを重ね

彼のこと分かってきたつもりだった

デートは、いつも楽しかった

学生時代の恋愛のドキドキ感こそないが

このくらいの関係の方が結婚するには丁度いいのかなと思っていた



感情の波に翻弄されたりするのは、もう沢山だったから…



彼ですが

難を言えば、旅行に出る前から

気になるところが、あるにはありました。


1つはデートの時、結構きっちり割り勘にしてくるところ


今まで、そういう人がいなかったので、ちょっと戸惑いましたが


でも、まあ肯定的に見れば


それは結婚相手として、お金にルーズな人より

しっかり倹約して管理できる人のほうがいいので目をつむろう


そう思うことにしていました。




そして、もう一つ気になったことは


親しい仲間と忘年会した時のこと。


彼氏として彼もつれていき、友達に紹介しました。

友達の中に在日の子がいた(国名はあえて伏せます)

でも生まれも育ちも日本。

全くもって日本人と変わらない、いたって普通の人。


飲みの席でその子に、さりげなく彼の印象を聞きました。

するとその子はちょっと申し訳なさそうにこう言いました。



「なんか、〇〇(私)があの人と結婚するの、ちょっと違和感あるな」



とても観察力の優れた子だけに、少し引っかかったものの

彼は個性的なところがあるから

そうとらえる人もいるのかもしれないと思うにとどめました。


私が気にしたのは、その夜の彼の発言に対して

忘年会が終わって二人きりで帰る途中に

彼の言った言葉でした。



「あの子たち、在日だよね。ああいう人との

付き合い平気なタイプなんだね、君は」



彼は、そうはっきりと言ったのだ。




え…?  ああいう人って?何?


どういうこと?!



その言葉が後々もずっと

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