いじめの現場3
いじめのきっかけ
いじめは些細なことから始まる。
文科省による調査でも、動機の一番目は「からかい、いたずら」だった。
私は知りうる壮絶ないじめのきっかけは、「担任の先生が気にくわないから、先生を困らせるため」だった。
先生を困らせるために、誰かをいじめよう・・・そして、それはたいていおとなしい子、たまたまその日学校を休んでいる子が選定される。
いじめ被害者になった子供には、「晴天の霹靂のような衝撃」と「ついに自分にきたかというあきらめ」の半分ずつの気持ちが同居する。
前者は、人間として当然の気持ちであり、後者は、現代の子供たちが置かれている異常さを示唆するものである。
その背景には、子供たちが過ごしている世界には、日常的に「いじめ」が存在すること、そして
誰が被害者になっても、加害者になってもおかしくない状況が続いているということを私たち大人は理解する必要がある。
次回は、そんなストレス状態の原因を少し考えてみたいと思う。
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