『君』との思い出…

前話: 2009年 春
次話: 『君』はしあわせを見つけていたんだね…なのに『君』は

これも

前回に続き

当時のブログに綴った想いです。


【2009年3月18日 23時19分】


最後に“君”との思い出を…書かせて下さい。







“君”と出逢ったあの場所で毎日“君”を思い出してしまう。



“君”の乗ったトラックが来てるだけで嬉しくて…

言葉を交わしたくてゆっくりゆっくり歩いてた…

「おはようございます」が精一杯で…

“君”の口から出る言葉はいつもイヤミばっかり。

でも、言葉を交わせた事が嬉しくて…

“君”の夢をみたその日に

“君”と2人であの場所に立って言葉を交わした…



そして2年間の夢が叶った場所…



“君”が待ってくれた場所…

終わる時間に迎えに来てくれた場所…





“君”にフラれたあと…

心配掛けたくなくて

あたしは全然、平気です!って顔して

今日も頑張ってよ!っておもいっきり笑顔で言ったあと背中を向けたとたん涙が止まらなくて…

何度も何度も泣いた場所…

そんな日を繰り返した場所…



でも、“君”が元気で働いてることが幸せだった。





いつもあの場所での仕事はギリギリに来てた“君”が

その日はあたしが来るかどうかもわかんないはずだったのに40分以上も前に来て雨の中走ってジュースを持って来てくれた去年の11月。

嬉しかった。



絶対に褒めなかった“君”の口から

「きれいになった」と言わせたくて頑張った。

“君”との失恋で人の痛みを知ることができたから、今までよりほんの少しでも優しくなれると思った。



お互いが人の痛みと優しさに触れたから

きっとあの頃よりほんの少しだけ大きくなれてたよね。きっと。



“君”が褒めてくれたとき嬉しかった。



“君”と出逢って後悔の連続だった。

2回もくれた名刺を捨てたこと。

偶然出会った電車で話せなかったこと。

何度も2人になる機会があったあの場所で話せなかったこと。




そんな後悔を重ねてきたから

“君”に近付けたとき

いっぱいいっぱい大好きって言った。

たとえ“君”に重たいと思われても大好きって言い続けた。

後悔したくなかったから。




だけど、“君”から笑顔が消えたとき

ここにいちゃいけないと思った。

ホントは離れたくなかったけど、

“君”を大好きだからこそ、

“君”の選んだ道を応援したかった。

“君”が彼女と歩いてく道を選んだから

“君”が幸せならそれでよかった。

どんなにきれいごとだと言われても

素直にそう思えた。




“君”には解ってもらえなかったね。

「好きなら一緒にいたいと思うはず」って。

あたしもそうだったよ。

でも“君”が笑顔じゃないと意味ないから。

無理してる“君”のそばにはいたくなかった。

“君”を笑顔にさせる自信もあの時はなかった。

結局、あたしは自分を守るために逃げた…

そして素直になれなかったことはホントに今でも後悔してる…



今なら“君”の言葉も突き刺さる。



好きなら一緒にいなきゃいけなかったね。



“君”に教えられたことがたくさんありすぎて今はまだ全部を整理できてないけれど。

“君”に感謝してる。

1度も“君”を憎まずに愛したままいさせてくれてありがとう。



“君”と出逢って笑顔でいる時間よりも泣いてる時間が多かった…

でも、本当に“君”を想うだけで幸せだった。

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『君』はしあわせを見つけていたんだね…なのに『君』は

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