3話 日本出発

次話: 4話 カナダにて

やっとチェックインだ~と思ったらできない!


ま。予想はしていたけれどね~(笑)



カウンターの人に話してみると、いろいろと確認が必要とのこと。


ま~同じ空港にいても同じ会社ではないから引継ぎがうまくできていないことを責めても仕方がない。一人一人のフライト探すの大変だっただろうからね。eTAも登録し終えたばっかりだし、時間がかかるのだろう。うんうん。


と、自分を納得させるが、胸中はおだやかではいられない(汗)



友達とメールをしながら心を落ち着けるサンジョー。さっきメール来たとき邪険にしてごめんよ~


40分ぐらい待ってやっとチェックインの手続きが終わる。



なぜかチェックインは実習生バッチをつけている。


何故そこで実習生に回す!!とか心でつっこんだけれど・・・できると判断したのなら仕方ない。新人もいつか壁にぶつかる。


今がその時なのだろう。うんうん。



こちらが不安な顔や、イライラした態度を見せればこの人はさらに焦ってミスをしてしまうかもしれないため、余裕そうな顔をして待つ。




手続きが終わると・・・なんと、チケットがもらえないって!!


なんじゃそりゃ!めちゃくちゃ不安だ!




というわけでそこははっきり伝えた。


『本当に・・・大丈夫ですか?こんなに待たされたし・・・チケットないし・・・』


「ええ、今回は・・・」



と、実習生ではないベテランっぽいお姉さんが、チェックインに時間がかかった経緯を話してくれた。なんだかよくわからないけれど、頷くサンジョー(笑)こういう時はわからないけれど、わかったふりだ!



『僕、そんなに英語も話せないのですが・・・本当に大丈夫ですか?荷物はアイスランドまでピックアップしなくていいですか?』


「ええ。大丈夫です。間違いなくアイスランドまで届きますので。心配なさらずに~」


笑顔で女性スタッフが答えた。


ん~まーいいか。


サンジョーが一人で心配しているだけかもしれない。


そういうことってあるよね。


店側としてはたまたまいろんなことが重なってその人を不安にさせるような状況が揃うけれど、これからは完璧だから何にも心配ないことって。


便が欠航になって、めちゃくちゃ忙しい中、なんとか席を確保してくれたんだよね。席がいっぱいだからいい席じゃないって今言われたし。eTAの登録とかして速攻いろいろやってくれたけれど、どうしても時間かかっちゃったんだろうね。


予定通りじゃないし、アイスランドの滞在時間は減ったけれど、送り出すためにがんばってくれたんだもんね。実習生もミスないようにメモを見ながら「少々お待ちください」って声かけて一所懸命対応してくれたんだよね。このお姉さんもしっかり説明してくれたし。


よし!


『そうですか。ありがとうございました』


と、笑顔で答えてその場を去るサンジョー。


今までトラブル続きだったから乗り継ぎのカナダはスムーズに行くことを願って日本を出発しました。


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4話 カナダにて

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