11話 現地ツアー

このエントリーをはてなブックマークに追加
10

長い1日がやっとおわって2日目。



なんか知らないけれど、イヤホンなくなってる!


しかし、カナダからレイキャビクまでの飛行機でイヤホンをサービスでもらっていたから大丈夫。


元々いらないと思っていたけれど、隣に座っていたお姉さんが席を立たったら、「これあなたのだよ~」って言ってくれたからもらったんだよね。お姉さん。ほんとありがとう。


優しい。



あのお姉さんは人の落とした荷物発見したりしていい人だったな~ほんと、日ごろからいい人なんだろうね。



なんて昨日の良いことを少しだけ思い出して朝食会場へ向かう。


・・・


朝食はバイキングだ。


甘いパンが結構多い、腹持ちがいいね~明日は食べないことにしよう。

他のおいしいものが食べられなくなってしまうからね。

何気ないひとつひとつのものが本当においしかった。




新鮮な野菜をつかっている。そんな感じなのかな?

魚介がおいしいというだけあって魚がおいしかった。

何の魚かはわからないけれど(汗)


わかんないけれど、おいしいからいっぱい食べた!


・・・



もしかしたらバッグが届くかもしれないことをホテルのフロントに伝えると、「もしも届いたらあなたの部屋に入れておくよ」と言われる。まだ話の途中だったのに理解して言ってくれた。すげー!!お礼を言ってホテルを出る。


昨日のツアーにもしも参加していたら地面の割れ目にでも落ちて命を落としていたかもしれない。風にあおられて崖から落ちていたかもしれない。欠航になって便が遅れて、挙句荷物がないなんて普通はない。


ここまでのことが起きたのなら神様が「お前は行かない方がいい、市内観光でもしておいた方がいいよ」と言っているに違いない。そう思うことにした。



下見のおかげでピックアップ場所までは簡単についた。しかし、この旅の自分はおかしい。もしかしたらホテルを間違っているかもしれない。


30分前に到着してバスを待っている。



来ない。



普通に考えて30分前に来ることはないだろうけれど・・・


不安だからフロント人に聞いて、ここはこのホテルであっているのか?


予約書を見せて確認する。


予約書は英語で書いてある部分もあるからフロントの人も内容がわかったようだ。


この場所であっている。時間は早すぎるね。と言われた。


よし。大丈夫。このまま待っていればバスは来る。


そう思って待つ。




5分前になっても来ない。予約書にはもしも10分過ぎてもバスが来なければ連絡するようにと電話番号が書いてある。日本語対応もできると書いてある。本当にそうだろうか・・・


もしも電話しなければいけなとしたらどうやって電話をかけよう?サンジョーのスマホではできないと思う。できたとしてもなるべく使いたくはない。このホテルで電話を借りることはできるだろうか?ゲストでもないのに・・・説明するのも大変そうだよな・・・



そんなこと考えたら時間ぴったりにバスが来た。


アジア系の人が降りてきて、この人がガイドに違いない!と思った。


日本語ガイドのツアーだからね。




『こんにちは』と声をかけてみると「こんにちは」と返ってきた。




日本語だーーーーー!!!




全く持って表情には出さなかったけれど、泣けるほど嬉しい!




うおおおおおん、待ってたよ~




というサンジョーの胸中など一切知らないガイドさん(そりゃそうだ)


普通に案内されてバスに乗る。




・・・・・




景色を見るために一度バスが停まる。


その時にガイドさんに「昨日大丈夫でしたか?」と訊かれた。


サンジョーはてっきり、連絡が行って、出発という流れになったのかと思っていたが違ったらしい。どうやら予約などを取り扱う場所と、ガイドさんとでは担当というか、管轄みたいなものが違うようだ。


そこで、欠航になったことや空港で荷物が届かなかったことを簡単に説明した。


「大変でしたね~」と言われた。



昨日、時間になってもサンジョーが来ないため、ガイドさんがホテルに電話したらしい(ツアー申し込みの際に滞在しているホテルは伝えてありました)まだチェックインしていないということから出発という流れになったそうだ。



なるほど。


電話はガイドさんが電話したから(英語ペラペラです)日本人女性から電話がかかってきたとホテルで言われたんだね。納得。



ツアーの途中でお昼の時には他の参加者にも訊かれた。


昨日のツアーと今日のツアーは同じ会社のツアーで、両方とも日本語ガイドがついている。


そのせいか、今日の参加者はガイドさんも含めてサンジョー以外はみんな同じ人だったらしい。昨日、サンジョーが来ないけれど何故来ないのかは不明で、今日になったらいるから疑問に思うのは当然だ。もしかしたら印象は悪かったかもしれないね。



少し時間があったから、ガイドさんに話すよりも、もっときっちりとここまでの経緯を話した。「大変でしたね~」って言われた。そりゃあそうだよね。友達にメールで愚痴を言って聞いてもらってまぎれていた部分もあるけれど、耳に聞こえる日本語で言われるとまた安心する。言葉や声、目の前にいる存在って不思議だな~って思う。



「でも、世界一周じゃないですか!」

「いや~俺なら無理だわ~」

「これから何があっても動じないんじゃないですか?」



大変だったことをわかってくれながらも、良いことがあったことも励ますわけでもなく明るく話してくれる。この人なんかいいな~嬉しいね。



昼食を終えてバスに揺られながら思った。


俺って・・・結構すごいことやっている?



もしもハタから見たら・・・


自分の友達が同じことをやって帰ってきたと話を聞いていたとしたら・・・



「お前スゲーな!」って思う。


その英語力でよくやったな~って思う。



自分としてはただ目の前のやることをやっただけ。ただ後は流れに任せただけ。


ん?なんだか大きな目標達成した人と同じようなこと言っているな。




もしかして、何かの流れにもう既に乗っているの?

アイスランド行きを考えているとき、インドに行こうとしていた。

インドではサバイバルを望んでいたけれど、アイスランドに来て十分サバイバルした。

もしかしたら自分に必要なことだったのかもしれない。


なんとなく、すごい体験をやってのけた人に憧れを抱いていた。

そんなに英語話せないのに海外に行って、話せるようになって帰ってきた人とか。

ワーホリに行って異文化の違いに迷いながらも慣れて帰ってきた人とか。



自分も、同じようなことをしたんじゃないか?

自分が憧れたりかっこいいと思っていたり人達と同じことをしたんじゃないか?


いや、むしろ今まで実は憧れていた人たちのように自分も見方を変えればかっこいい生き方をしていたのかもしれない。


自分がやってきたことは大したことがないと思っていたけれど、それなりのことをやってのけていたのかもしれない。自分で認めていなかったけれど、俺ってすごい。それを認めてやろうかなと思った。



・・・・



ツアー参加者とその後もちょいちょい話していると、みんな同じ便で帰ることがわかった。


面白い縁だね。



ガイドさんもよかった。


なんか和んだし、親しみやすかった。


景色もすごくきれいだった。



アイスランドという国はサンジョー的には全てがきれいだった。きれいだと知っているから憧れていたわけだけれど(汗)「お前らいちいちきれいだな!」と肉眼で見て改めて確認されたというような感じ(笑)



あまりにも他の自然がきれいだから一つだけがそれほどは際立つということはない。


バスで走って見える外の景色でさえ80点。いちいちきれいだから何を写真に撮って何をとらなくていいのかわからなくなる(笑)絶景スポットにいると感動する。




昨日のツアーは天候に恵まれなかったらしいけれど、今日のツアーは天候に恵まれていた。滝を見ていたら虹が出たしね!人とのつながりも、絶景を見られたことも、全てが良かった。

読んでよかった
このエントリーをはてなブックマークに追加
このストーリーをブログ等で紹介する

三条 翔也

ショルダーバッグひとつで世界一周旅行

三条 翔也さんが次に書こうと思っていること

|

三条 翔也

ショルダーバッグひとつで世界一周旅行

三条 翔也

ショルダーバッグひとつで世界一周旅行

三条 翔也さんの他のストーリー

  • 8話 寒い