15話 さらばアイスランド

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バスにはWi-Fiがついていた。


Wi-Fiを接続してメールを見ていると、バッグについてのメールが来ていた。


荷物を成田のどこの航空会社で受け取りたいのか聞かれているようだった。


もうそろそろアイスランドを出る。友人にお願いしても間に合わないかもしれない。


そこで、がんばって自分で英語のメールを書いて送る。


多分、メール相手はいきなり英語が簡単で短いものになって驚いただろう(笑)




帰りの便を伝えて、この航空会社で受け取りたいとメールした。


伝わった・・・はずだ(汗)




・・・




日本人ガイドの現地ツアーに参加したときに親切にいろいろ教えてくれた。


日本人の空港でのトラブルはちょいちょいあるらしい。


英語があんまり話せないし、日本ではアイスランドの情報が少ないし、誰かの情報を手に入れたとしてもそれが古くて変わっていることも多いようだ。


チェックインはカウンターに行く前に機会を使って自動チェックインをするとのことだった。


へっへ~俺は知っているぜ~とか思いながら機械に向かうサンジョー。


これだろ?これだろ?これで・・・




・・・・




・・・・・・




わかんねー!どこの番号を入れればいいんだよ!


いろんな数字と文字がありすぎて、予約番号わかんねーよ!




と、思っているところに日本語ガイドの現地ツアーで一緒だった人が横でチェックインをし始める奇跡!!!




「あ、こんにちわ~」


と、声をかけると挨拶を返してくれた。


(よし!)心の中でガッツポーズをするサンジョー。




その方のチェックインが終わるタイミングを見計らって「すいません、わからないんです~」と泣きつく。若い女の子ならいざしらず、大の男が聞いているんだからかわいくはない(笑)


それでも親切にすべて教えてくれた。日本人は優しい。


そして、いろんな人に助けもらう旅だな~改めてありがたいと思った。




チェックインが終わってから、1人でいるのは不安だったから一緒に行動をしたかったけれど、その方は免税の返金を受ける手続きとかするらしく、別行動をとることにした。


さて、・・・




ゲートはどこ?




あ。上か。




エレベーター的なものがある。


スイッチを押す。




「エクスキューズミーサー!」


係の人っぽい女性から声をかけられる。


え?何?




エレベーターじゃなくて階段を使うように言われる。


確かに何か注意書きがしてある。


危険な時は使うなって書いてあったと思うけれど、逆に危険な時以外は使うなって意味だったのかもしれない。

まあいいや。と上に上がってゲートを通る。



荷物検査を通って2時間ぐらいの時間をつぶすことにする。


お、土産がたくさんある!!



あ~空港で買えばよかったな。


スーパーで買ったけれど、空港の方がお土産っぽくていい感じ~


でも、これ以上荷物も増やしたいからいいか。




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