「お前、中国人か?」

今日も1日が終わりました。


ランニングが好きなので休みの日は朝から台湾の街を走ります。


この時期の日中は死ぬほど暑く、また日差しも強いためすぐ真っ黒になります。


3年前のある日、ランニング中に長い長い一本道に出くわし、そこを走りました。


暑すぎて水を飲もうとすると


無い。


どこかに落としたみたいです。


フラフラと走っていると目の前に1台のトラックが。


トラックで飲み物を売り歩いている老夫婦がいました。


飲み物を・・・(大変疲れている)お茶を下さい。
じいさん
お前、中国人か?
いえ、日本人です。
じいさん
なぬ、日本に住む中国人か?
台湾に住む日本人です・・・
じいさん
中国に行ったことあるか?
無いです。(早くお茶をおくれ・・・)
じいさん
うーん。お前、日本人か。

このような(中身の無い)やり取りが15分くらい続いた末にお茶を購入できました。


台湾では中国との関係は大変デリケートで、日本と中国の関係とはまた違うデリケートさがあります。


このおじいさんは特に意地悪をしてきたわけではありませんが、日本では味わえない特殊な緊張感が台湾にはあります。


多くの台湾人が仕事を求めて中国に行っているし、多くの中国人が台湾に旅行に来るけれども、特殊な緊張感があります。


日本で良かったなと思いますし、日本から台灣に来て良かったな。と思えるワンシーンでした。


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