英語耳、、、。

乃木坂48のヒット曲にインフルエンサーという曲が有るが、うちの嫁さんがその曲が流れるCMを聞きながら首を傾げている。「どうしたの?」と尋ねると、まだ首を傾げながら、「変な曲よね。」と言う。よく分からないにで更に「楽曲が変だと言うの?」と更に聞くと、「何でインフルエンザが出てくるの?」。「・・・・」どうやらインフルエンサーがインフルエンザに聞こえるらしい。

ちなみにうちの奥さんは所謂、帰国子女。

高校3年間をイギリスのロンドンで過ごしている。

日本の大学を卒業した後、アメリカのインベストメント・バンクに就職し、同僚の多くは外国人という生活をしてきている。

ちなみにに今でも急に外人に遭遇しても自身も外人の様に話しをする。

そんな彼女がインフルエンザと聞こえるというのだから、きっと普通の外人にはそう聞こえるのだろう。

この歌を使っているCMを見るたびに外人は、「オー、日本ではそんなにインフルエンザが流行っているのか。」と思うことだろう。


それで気づいたのが、日テレの「世界の果てまで行ってQ」で芸人の出川哲郎がやっている「初めてのお使い」のコーナー。

外国でヒントで示された場所まで外国人に聞きながら行くという簡単な趣旨だが、出川の英語、特にヒアリングが凄くていつも笑わせられる。

例えば、外国人が「サイエンス」と言ったのを「サイレント」と聞き間違える。

また牢獄の「ジェイル」を「JR」。

またまた「オール・メン・クリエーティッド・イーコル」、全ての人間は平等である、が「オーメン・クレージー・ピープル」、全ての人はイかれている。

これらはみんな耳も良し悪しに関係しているらしい。

英語を英語として聞けていないので、自分の知っていると英語の単語に日本語として結びつけている。

出川の口をついて出ている単語は英単語では有るものの、出川の頭の中の日本語の辞書から探し出されたもの。

これが英語耳を持っていると意味を考えるより先に単語の英語としての音に着目。

あれ、着耳かな?

自身の英語辞書にそれがない場合、その音を再生して「XXX?」と尋ねて、別の言い回しを引き出す。


この英語耳を作る方法はあるのか?

奥さんによると楽器や歌を歌う様なもので究極的には生来のものらしい。

それでも外人並みとは言わないのでと言うので有れば方策はある。

私も新卒から外国航路の貨物船を運航する会社に勤めて海外勤務も経験したが、本格的に英語を鍛えたのは40過ぎて外資系企業に転職してから。

同僚の多くは帰国子女。よって英語を母国語の様に操る。

そして数年後には転職時の上司が定年で、自分の上司が香港にいるリージョナルCFOになる事も決まっていた。

日頃の仕事でもアメリカのニュージャージーにある本社の連中と電話会議をしばしばする様になっていた。

その時は十分に準備をして資料を作成。

それを送るときにメールでサマリーを項目ごとにまとめたものを付けた。

それらは却って分かりやすいと評判だったが、やはり外人が上司となると込み入ったことも意思疎通できないと困るだろうと心配していた。

色々と試したが一番良かったのは、いつも英語のラジオを聞き続けること。

通勤中も仕事中でも業務に支障が無い時間はずっと聞き続ける。

すると2ヶ月ほど経った頃から急に英語が英語としての聞こえ始める。

こうして耳を鍛えた事により、ヨーロッパやインドなどの訛りのある英語に対しても、最初の3分はチンプンカンプンでも、その後耳がすぐ慣れて聞こえる様になった。

この方法は誰にでも効果が有るので、部下にも進めたところ、会話がまったくダメだったものが半年で海外出張で一週間、外人だけの中で働ける様になった。

英語耳が欲しいと言う方は是非お試しを。




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