22歳の女の子が現場監督として働いて見た、建設業の現実と問題 5

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私の概念を変えた上司の言葉



それは


「俺たちは会社員ではない。

この現場という会社の社長なんだ。」



「だから現場を完成させるためなら休みだってなくて当たり前。

だって、会社の責任者なんだから。」



この言葉を聞いた時


「あー、私小さいなぁ」



と思ってしまった。





今まで会社員なのに・・とか

固定給のくせに・・


そんなことに振り回されていたけど


私のやってる仕事ってのは

普通の会社員レベルの仕事以上のことなんだ。


これをやりきったら

絶対どの同期よりも成長するはず。


そう思えたからこそ

その日以降、土曜出勤も苦じゃなくなった。





ちょうどこの頃だろう。


現場の仕事が楽しいと

少しずつ思えるようになったのは。


そう、


職人さんとも冗談を言い合えるくらい仲良くなって

仕事も少しだけど任されるようになって


ずっとこんな毎日が続くはずだった。






あの問題が起こるまでは。





きっかけは上司のAさんから誘われた飲み会だった。


その方はとても気さくな人で、

最初に現場に連れ出して色々教えてくれた人であり

仕事でも職長というポジションでリーダー的存在だった。



Aさん
職人のBさんが井上さんと飲みたいって

言ってるんだけど、どうかな?



Bさんとは親方で

Aさんとも非常に親しく

時々お昼前の打ち合わせの時に何回か挨拶したことがあった。



同じ現場で、違う会社の女性Cさんも誘うから、という話もあったので

私はその誘いを受けた。



後日開かれた

上司のAさん、職人のBさん、他会社の女性Cさん

4人での飲み会は

現場の話などが盛り上がってとても楽しかった。





その帰り際Bさんから


Bさん
連絡先教えてくれる?



と聞かれた。



当時私は会社用の携帯が支給されておらず

自分の携帯電話を仕事で使っていたため

少し考えたが


まぁ、もしかしたら仕事で使うかもしれないし。


と思い教えた。




そしてその日からだった。


連絡が毎日来るようになったのは。


最初は

「おはよう」


「お疲れ様」


そんな挨拶程度だったのだが


お休みの日にも連絡が来たり


日に日にエスカレートしてきたのだった。





ちなみにBさんは既婚者で子供もいたので

何か怪しい気持ちがあるようには見えなかった、



だが、やはり毎日仕事とは関係のない

メールが来ることにさすがに嫌気をさした私は


一緒にご飯に行った女性Cさんに相談した。



Cさんが


Cさん
それなら連絡返すのやめてみたら?


と言ってくれたので


私はその日を境にBさんからのメールを返さなかった。



もちろん現場内で会った時は

普通に挨拶したり話はしていた。


そしてBさんも前と変わらず接してくれた。




だから私は特にメールを返さなかったことに対して

それ以上何も思っていなかった。




私のしたことといえばそれくらいだった。



でもそれが後に大きな問題を引き起こす

引き金になってしまったのだ。


読んでよかった
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井上 美結

過去に現場監督として働いた経験から そこでのハラスメントや嫌がらせをきっかけに建設業の働き方に疑問を抱く。 建設業で働く女性がストレスなくより働きやすくなるために 建設業女性に特化したマッチングサイトの運営を準備中。

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井上 美結

過去に現場監督として働いた経験から そこでのハラスメントや嫌がらせをきっかけに建設業の働き方に疑問を抱く。 建設業で働く女性がストレスなくより働きやすくなるために 建設業女性に特化したマッチングサイトの運営を準備中。

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