欧米人とつきあうためのキリスト教の基礎知識(14)

欧米人とつきあうためのキリスト教の基礎知識(14)

「キリスト教の国が一番酷い戦争を続けてきたじゃないか!」

 よく耳にする批判ですね。まったく、その通りだと思います。でも、聖書には悪と戦えと書いてありますからね。日本でも、時代劇には必ず悪役がいて、最終的には斬り殺されるか、獄門送りですよね。どこの国でも、似たような状況でしょう。

 欧米で最初に産業革命が起こったために、武器も一番進んでいるわけです。だから、他の国より大きな被害が出て目立つわけです。

「聖書には、右の頬を打たれたら左の頬を出せ、と書いてあるじゃないか」

 と言う人もいます。

  でもね、クリスチャンが一番大切にするのは神様の教えなんですよ。たとえば、今、アメリカと北朝鮮が危ない関係にあります。北朝鮮のリーダーに、打たれるままで何もしないとどうなるか。世界が、神様の思うような平和で人権が尊重される世界になるのか。

 もし、否定的な答えが出たら、クリスチャンは戦いますね。それが、神様の御心にかなうと信じるからです。放置しておいたら、罪のない人たちが殺される場合、銃をとって戦うのがキリスト教徒だと思います。

  キリストが十字架にかけられたことを、世間の基準では「敗北」という。しかし、クリスチャンは、そう考えませんね。実際、権力者の名前など蔑みを受けてすぐ忘れられるけれど、イエスの名は2000年後も失われていません。

 つまり、世間のあざけりはクリスチャンにとっては、どうでもいいことなんです。逆に、名誉を受けても有頂天にならない。聖書の言葉、神様の言葉が一番大切なので、誰かから褒められた、けなされたというのは余り重要じゃないんです。

 こういう原則があるから、どの時代、どの国でも一定数の支持者がある。普遍性があるんです。その普遍性を否定されると、戦うしかなくなるんです。クリスチャンの国で市民革命が起こったのは偶然ではない。

 市民革命は戦いだったけれど、そのお陰で現在世界中に「人権」という考え方が広まったのだと思います。必要な戦いってあるんですよね。犯罪集団とか、テロリスト、独裁者、そういう人を放っておくわけにはいかないじゃないですか。

 私が、こういうブログを書くことを快くない人から誹謗中傷を受けることもあるけれど、ほとんど気にならないのは、私がクリスチャンだからかもしれない。支持してくれる人がいて、食っていけるから問題なしだし。

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