学校が嫌なら逃げろと言うけれど。。。

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この時期になると、学校に行かなくてもいい、嫌なら逃げなさいというメッセージがたくさん出てくる。

通勤電車では、いつも先頭車両に乗り込む。今朝もそうした。ある川を渡る前の駅を通過しかかった頃、ドーンという音とギャーっという運転士の叫び声。

一時間ほど電車の中に閉じ込められる。

運転席のフロントガラスはメチャクチャに破られている。停車した車両の運転席から運転士が冷静な声で状況を伝えるアナウンスをしている。その瞬間とそれ以降に目にしたものは、ちょっとここでは書けない。

飛び込んだのは男子高校生とのこと。

以前に人身事故を見たときと同じく、この青年は昨晩眠りにつくときに何を思ったのだろうか、目覚めるときに何を感じたのだろうか、今朝の曇り空を眺めたのだろうか、最期に口にしたものは、ことばは何だったのか、その瞬間何を思ったのだろうかと、停車した電車の中でぼんやりと考えた。

そういえば、自分にも昔そんな9月の曇り空があったなあと思い出す。

その時の僕には、誰にも邪魔されずに寝転べる寂しくて静かな河原と友だちから借りてきた横山光輝の三国志全60巻があった。学校に行かずに河原に寝転んでひらすら三国志を読んだ。

でも、彼には河原も三国志もなかったのかもしれない。

逃げろ逃げろって、でも逃げ場があれば誰だって言われなくても逃げるのかもしれない。だから大切なのは、本当にしんどいときに逃げ込める場があるかどうか。

あなたには、そういう場所がありますか?

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