自信を持って死と向き合う

先日、わたしの大切なお友だちが天国の神様の元に帰っていきました。

若い頃にアメリカを出て、日本の田舎に46年住み、イエス様の愛を伝えてきた素敵な女性です。


わたしが出会った時にはもう80を過ぎていたけれど、バイブル・スタディのときには、上手な日本語で聖書について教えてくれたり、編み物を教えてくれたり、本当に最後の最後までたくさんのことを教えてくれました。


彼女との思い出で、一番印象に残っているのは、わたしの信仰が揺らいでいたときに、「どんな大きな失敗もイエス様は赦してくださるわよ。イエス様の愛より大きいものはないわ」と言って励ましてくれたことです。そして、聖書の言葉に導いてくれました。


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ヨハネの手紙第一 1章9節

もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。

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今年に入って入院したと聞いて、お見舞いに行ったときも、不治の病も恐れず「神様には何でもできるわ」「でもイエス様の元に行く準備はできているの」と言っていて、「信仰があれば、こんな風に平和に死と向き合うことが可能なんだ」と感動しました。


わたしは、身近な人を亡くしてから立ち直るのにものすごく時間がかかった経験があり、正直なところ、今でも面と向かって死と向き合うのを避けているところがあったので、死を前にして本当に穏やかな彼女の姿と言葉に衝撃を受けました。


昨日、彼女の教会を訪れたときに、最後を看取った女性から「とっても平和な最後だったわ」「いつも日本のみなさんのことを話していたのよ。本当に日本が大好きだったのね」と聞きました。

近くに血のつながった家族はいなくても、教会の神の家族が病院でも交代で付き添ってくれていたんだと知って、こんな風に人を愛し、また愛される人生は素敵だと思いました。


これは別の女性から聞いた話だけれど、「わたしの友だちは、自分の息子が戦死して、軍の上の人とチャプレンがその知らせを持って来たとき、『わたしの息子は天国に行く準備はできていました。あなた方はどうですか?』と逆に聞いたのよ。なかなかできることではないわね」という話を思い出しました。


きっと彼女も今「わたしは天国に行く準備はできていました。あなた方はどうですか?」とわたしたち一人ひとりに聞いてるんじゃないかなぁと思います。


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ヨハネの福音書

神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。

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この世では彼女ともう会えないと思うとさみしいけれど、今は大好きなイエス様と一緒にいて幸せだと思うので、その希望に慰められています。

いつかまた天国で会う日まで、わたしも彼女のように信仰に堅く立って、愛と希望を伝えていきたいです。

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