30代でアメリカの音楽大学に留学したときのはなし(3)

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なんだか私のストーリーに思ってた以上の反応を頂いてびっくりしています。
ここまで、読んでくださってありがとうございます。
さて、続きです。チャンチャンチャンチャン

住民票行く前にしたこと

行くと決めてから、身の回りを整理していきました。VISAやらおうち探しは次へのステップなので、忘れないと思いますが、整理をするのは忘れがちなので、参考になればと思います。
  • 住民票
    これは入学関係の書類やビザなどを見せれば、地元の自治体で海外転出という処理をすることが可能です。
  • 年金
    学生の間などは年金免除の対応が可能のはずなので調べてみてください。
  • 健康保険
    社会人の場合は、自分で健康保険を会社で加入していますが、いったん保険は切れる形となります。日本では国民健康保険でカバーしてくれますので、もしその手続き前で急な病気になった場合は、急いで1日でも地元の自治体で発行してもらい、病院に行きましょう。私も使ったことあります。
  • 銀行でネットバンキング
    ネットバンキングの登録をしておくと日本にいなくても自分の銀行口座を動かすことができます。さらに、シティバンク銀行などで必要な口座、その他海外送金などに強い銀行での口座を作っておき、日本にいる家族に協力をもらえる体制を作ると便利です。
  • 旅行者保険など
    海外渡航者のための保険や、短期の旅行者保険やクレジットカードにも保険が付いてくることがありますので、しっかりと内容と請求の仕方を調査しておきましょう。海外で病気や盗難にあったときに役立つ可能性があります。
  • いらない支出を削減
    海外渡航中はお金を使うことはあっても、設けるのは難しい。そのため、稼いでいる間に支出を削減することが大切。私は家賃削減のため、友人の家に3か月程度居候をし、家賃を削減。受験のために習っていたピアノや歌もやめました。
今どきネットでもいろいろ留学情報やレポートをアップしている方は多いです。なので、いろいろ参考にされて、そして、時期と作業内容、その作業をするのに必要な準備などをまとめておくことをおすすめします。私もタイムラインを作っていました。
そして、愛する犬との別れ。親との約束で私の行動を考えて、犬は親が預かることに。おうちを引っ越すタイミングで、犬も親にあづけました(T0T)

そして始めの第一歩

私の準備も、11月末までは仕事をしながら進め、12月数日で渡米だったので、かなりあわただしく準備の時間は過ぎていき、あっという間に飛行機の時間が迫り、成田に何事もなかったように到着。飛行機にのり、国内乗継、そしてボストンに降り立ったのでした。
「I can finally breath」(やっといきができる・・・)
それが私の口からふともれた最初の一言でした。
その時に、あ、私は息苦しいって思ってたんだって自分のことを抱きしめました。
ボストンについたのは夜11時半くらい。夜中に近い時間に到着してしまったので、もうすでにすべての店は閉まっており、そして冬のボストン。あぁいきなり無謀なことをしたと思いました。そして、やっと公衆電話を見つけ、大家からもらった電話番号に電話をかけたが、反応なし(~ ~; 泣きながらも、おうちの住所を信じてとりあえずタクシーで向かうことにしました。
ピンポーン
ピンポーン
ちょっとしてこれで人が出てこなかったらどうしよう、と不安になり始めたころ、中からごそごそ音がして「Who is it?」と声。事情を説明したら、「OK! Come in!」ととりあえず中に。とにかくよかったです。冬のボストン、雪いっぱいの氷点下20度の世界でほおりだされたらどうしようと思っていたので。
とりあえずその日はその場で寝て、次の日、無事大家さんとも逢えて、家賃も払い、私のハチャメチャボストン生活はスタートしたのでした。

ルームメイトは外人男子ばかり(~~;

いやぁとにかく何も考えていなくって、ちょうど1か月のサブレットを探して12月だけで見つかったことで喜んでいたので、周りが男ばかりとかって実は入ってから気づいたのです。みなさんはぜひ事前に確認してくださいませ。ゲイのアメリカ人1人、アメリカ人1人、インド人1人、と私のお部屋を借りたアメリカ人1人でした。
私はとりあえずボストンでの生活をスタートすべく、街に繰り出しました。
ボストンに行って最初にやったこと
  • 銀行口座をあける
  • 携帯電話を契約
  • 学校で入学手続き、オリエンテーション情報の確認
  • 1月からの家を探す
銀行口座は昔はBay Bank of Boston, 今は、Bank of Americaがボストン地域で一番ATMの数などが多いので、ここで学生用の口座を開きました。学校入学の書類とパスポートなどを持っていけばすぐに開けます。
次、携帯電話は当時発売中だったiPHONE3を買いました。Depositが必要なので、お金の準備は必要になります。


そして、学校で確認をしに行きました。案の定、TOEICの点数がなくてもよいとやり取りの中で決定していたのに、確認されたらだめとか言い出して、意味が分からくなっていました。


そして最後に、家を探す。これは本当に1日でできるものではありませんでした。もともとボストンには住んでいたので、学校からの距離を考えて、1人暮らしができる場所を電車の駅近くを中心に選んで探していきました。



オリエンテーションの日

入学者が一挙に集まるオリエンテーションに行くとき、大切なのは、学校の地図です。うちの学校はたくさんのビルがあり、それぞれが離れています。そのため、どこからどこにいつまでに移動という指示をしっかりと理解しないと、スケジュールをこなすのも大変です。


不安で周りの人と一緒に話してしまうかもしれませんが、前で学校の人が話しているのはよく聞きましょう。アメリカでは最低限しか情報は導いてくれません。聞きに行って調べて初めて必要な情報がわかったりします。まず聞き漏らさないように。そしてわからないことがあったら必ずしつこくわかるまで聞くことが大切。
こうして私の留学が始まったのでした。。。

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30代でアメリカの音楽大学に留学したときのはなし(4)

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