ホームレスとヒキコモリ1
次話:
ホームレスとヒキコモリ2
1人旅のきっかけ
当時10代だった私はとても病んでいた。
今のオシャレ用語で言えばメンヘラや電波系である。
家に引きこもり、悩み続け、息がつまって苦しくて、
負のループをただただぐるぐると回っていた。
『このままではマズイ、このままでは自分で自分をkillしてしまう。。』
そう思った私は、よく聞いていたFMのラジオ番組の事を思い出した。
ヘビーリスナーだった。
そのラジオ番組は10代の悩みや相談事をパーソナリティが聞き、一緒に悩んだり、時に笑い合ったり、熱く語り合ったりするものだった。
不登校だった私も「学校の卒業式に出たいが勇気が出ない」という悩みでラジオ番組に出演し、ゆずと話したことがある。
リスナーやゆず、スタッフやパーソナリティの方々の応援おかげで卒業式には無事でることが出来た。
友達のいなかった私にとって一番心の近い存在だった。
ラジオの中が居場所だった。
『そうだ。東京に(会いに)いこう。』
詳しい訳は話さず、泣きながら親を説得し、
2泊3日という期限をもらい、東京に行くことが決まった。
ストーリーをお読みいただき、ありがとうございます。ご覧いただいているサイト「STORYS.JP」は、誰もが自分らしいストーリーを歩めるきっかけ作りを目指しています。もし今のあなたが人生でうまくいかないことがあれば、STORYS.JP編集部に相談してみませんか? 次のバナーから人生相談を無料でお申し込みいただけます。
あなたの親御さんの人生を雑誌にしませんか?
著者のどり あんさんにメッセージを送る
メッセージを送る
著者の方だけが読めます