仲間と一生仲間でいるために。

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最近は漫画ワンピースなどを読んでいると仲間という言葉を目にする。
僕が仲間ということを意識したのは、
小学生のときにスタンドバイミーという映画を観たときだった。
観ていてすごくワクワクした。
そして僕もこんな仲間がほしいと思った。
ひとつだけ残念だと思ったのは、
この映画のエンディングで仲間は大人になってそれぞれの道を歩んでいるというナレーションが入ることだった。
僕は思った。
大人になっても仲間であり続けたい。
そのためにはどうすれば良いか。
まずは高校でバラバラになる。
それ以降も積極的に誘って定期的に会おうと思った。
きっとこれだけ居心地が良い仲間なら、
会いさえすれば疎遠にならずに仲間と仲間であり続けられるはずと思った。
実際に頻繁に会ってバカなこと言ったりふざけあったりしながら今までどおり仲間であり続けられた。
次のバラバラになるタイミングは僕の上京の時だった。
今までは自分自身が誘えば集まるきっかけになる。
今度は自分がいなくても仲間が集まっていくようにしなければいけない。
理想は僕がいなくても仲間が定期的に会ってほしかった。
僕は率直に自分の気持ちを告げることにした。
むしろこれしか方法はなかった。
せっかくだからこの場を借りて当時のブログ。そしてメール内容を添付してみる。
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地元新潟の仲間のひとりが4月から就職する。
いつも5人で行動している。
これでまだ就職していないのは僕だけだ。
僕は二浪しているぶん社会人になるのが遅い。
みんな社会人としてがんばっている。
そんなことは当たり前のことかもしれない。
だけど素直にカッコイイと思う。
2004年、僕は2浪の末、大学へ入学した。
そのとき僕は、「地元の仲間と一生友達でいたい」と思った。
さらに僕は一生友達として継続させていくことへの使命感みたいなものを感じた。
「僕がやらなきゃ誰がやる」って感じで。
そんな思いの僕は、当時上京する時に
恥ずかしいけど素直な僕の気持ちをみんなにメールとして送った。
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新幹線の中では嫌でも物思いにふけるわけで…
俺らはそれぞれ出会った時は違っても現在二十歳で『今も』友達である。
ではいつか俺らは『昔は』友達『昔の』友達に なってしまうのだろうか?
答えはならない。 
いや正確にいえば『ならないようにする』だ。

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