出張整体師はみた! グラビアアイドルのお客様2

前話: 出張整体師はみた! グラビアアイドルのお客様 1
次話: 出張整体師はみた! グラビアアイドルのお客様3
その後、ありがたい事に、気に入っていただけたようで、
頻繁にお呼びいただくようにいただくようになりました。
二回目以降は、M様も初回ほど疲労される前のメンテナスで
お喜びいただけるようになり、通常通りの世間話をしながらの
施術が多くなりました。
更に数回後からは、小生の携帯電話の番号を尋ねられて、直接予約を
いただく状態になっておりました。
繁忙時を避けたいとのことでしたが、その頃から小生の休日に
依頼される事が多くなってまいりました。
世間話の内容も、

「こういうとき男性はどう思います?(どうします?)」

といった事を聞かれる事が増えて、

「もしかして・・・・」
都合のいい(?)想像が頭をもたげます。
しかし、冴えない熟年小市民の小生には

「まさかなぁ・・・」

と現実味が感じられない想像でしかございません。

ある時、M様のお友達お二人(女性)と合わせて三人で
お受けいただいていた時の事です。
お友達A様、B様、M様の順番でお受けいただいておりました。
A様への施術が終わり、B様の順番の頃です。
その日は例によって休日のお呼び出しでしたので、その後に
ご予約が入る事もなく、全体的に少しづつ時間をおまけ
サービスしておりました。
お三人様は、今でいう所のガールズトークというのでしょうか?
色んなお話をしていらっしゃいました。時々小生にも

「どう思います?」

と聞かれますが、熟年小市民の小生に気の効いた答えなど出来るはずもなく
基本的にはお三人がお話になるのをお聞きしている状態でした。
皆さん美人でいらっしゃいましたが、M様、B様がパートナーが
いらっしゃらなくて、A様が、
「二人はどういう人がいいの?」
とお二人に問いかけておりました。それにB様が嬉しそうに想像しながら、
これでもかという位の好条件を並べておっしゃい、A様、M様に攻撃に
近い窘められ方をされて笑わせておりました。
その後M様がぽつりと
「普通だったり、冴えなくてもいいからマメにしてくれる人がいいなぁ。」
とおっしゃいました。
A様B様揃って

「えーMちゃん、そうだった~?」
と驚いております。
「最近変わったの(微笑)」

その後、皆さんに同じくらいサービスしていましたが、B様への
時間延長が長いとM様が思われたのか、不機嫌そうに

「まだぁ?」
とおっしゃいました。
特別長くしたわけではございませんが、熟年小市民大慌てでございます。

だから何?
と言われてしまえば、それまででございますが・・・
(つづく)

※ここまでお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
読んでよかったと思っていただけましたら、このページと共に、初回の
にも「読んでよかった」を押していただけれると嬉しいです。
大変恐縮ではございますが、どうぞ宜しくお願い致します。
また、出版等のお問い合わせは
足利忠宛にお願いいたします。

著者の足利 忠さんに人生相談を申込む

続きのストーリーはこちら!

出張整体師はみた! グラビアアイドルのお客様3

著者の足利 忠さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。