就職活動中の学生と先輩社会人の話(11)

前話: 就職活動中の学生と先輩社会人の話(10)
社会人
言い方が悪いけれど、会社はみんなが言うところの「社畜」を欲しがっているってのはあると思うね。
社会人
それもただの「社畜」ではだめだ。会社で飼い慣らすことができるぎりぎりの範囲での「野生さ」が必要ってことだと思う。
学生
具体的にはどういう風にアピールしたらよいと思いますか?
社会人
そうだな。例えば君がサークル活動やバイトをやってたとしたら、ルールや(縦)社会にしっかり順応できることをPRして、くわえて、とんがったところを見せることができればいいだろうね。バイトやサークルの先輩が受け入れられる範囲内で反抗して成果を出したみたいな(笑)
社会人
まあこのさじ加減が難しいんだろうけど。まあいうなれば、会社も「この事業を変革できる人材が欲しい」なんて言いながら、みんなが面接を受けるような、特にタイトルや年齢が上がっていくにつれて人は保守的になるってことはよくあることだね。硬軟合わせもてるような人材は会社にとってもありがたいだろうね。
学生
その辺の勘どころは場数をふまなきゃなかなか身につかなそうだな・・・
社会人
ま、いろいろとテクニックを中心に話をしたけど・・・
社会人
自分は何をしたいのか、あるいは会社に入ってから何をするか、また将来どんなふうになりたいかってのが一番大事だと思うよ。どんだけ面接を頑張って内定を得ても、入ってから違和感を覚えるようでは、会社も本人も不幸だしね。
社会人
そういう意味では自分がどんなことが好きで、どんなことに興味をもっているかをじっくり考えた上で会社を決めたほうがいいと思うね。ま、タレントマネジメントがしっかりしている会社ほど、可能性はより広がっていくってことは共通だろうけど。
学生
・・・そういえば自分は何をしたいんだろう・・・。なんか片っ端から知っている会社にエントリーしてただけのような気がするな・・・。
社会人
まあ、また何かあったら気軽に相談してくれ。かわいい後輩のためにできる範囲では回答するよ。
学生
今日はどうもありがとうございました。また相談に乗っていただければありがたいです。
・・・といった形で夜は更けていったのでありました。。。


自分が10年前の就職活動中に思っていたことを、10年近くキャリアを積んだ自分自身が回答したらどうなるだろうと思って、自分対自分の仮想OB訪問を設定してみました。
会話の中でお話したように、あくまで個人の経験の範囲内で思っていることを書いたので、異論はたくさんあろうかと思いますが、ご容赦いただければ幸いです。
何か就職活動に関する内容で、質問などありましたらFB等で気軽にお問い合せ下さい。Q&Aがもしたまったら、続編として掲載するかも(?)しれません。
ちなみに、上記は個人の見解で私が所属している組織の見解とは異なりますのでご了承下さい。

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