今のわたしは28才社長みならい。社会人1〜4年目。

前話: 今のわたしは28才社長みならい。大学時代は社会人みならい。

学生時代に「未来」として描けていた将来が、
いつからか何となく現実味が薄れ、
そこへ向けた日々の努力の量も減り。
「やりたいこと」ではなく「やるべきこと」に使う時間が圧倒的に増えていた。

それが2013年わたしが前職を卒業する決意をしたきっかけだ。

見えてしまった、今の生活の延長線上に確実に存在する自分の5年後の方が、
まだ見る事さえ、まだ進み始めてもいない道を進むより
ずっとリアルで、恐ろしく思えた。




社会人1年生のわたしは、正直本当にまわりに迷惑しかかけていなかった。
自分でこう、堂々と言うのもなんなのだけど、
覚えが悪いしミスも多いので、はじめはサイトを消してしまったり(!)
メルマガ配信をミスったり(!!)もしていたわけで、

・サイトの更新
・リスティングの運用
・SEOメンテナンス
・広告選定
・キャンペーン企画運用
・商品プラン
・プロモーション計画
・顧客対応
・在庫管理
・商品開発
・アフィリエイトの運用
・システム改修
・出荷オペレーション

これら全てを対応できるようになるのに3年くらいはかかったように思う。

部長はいつも、新しい事にチャレンジする環境をくれたし。
直属の先輩は、わたしの持ち味をわたし以上に、いつも把握してくれていた。

きちんと数字を用意して、きちんと説明できれば、きちんと評価してくれ。
半泣きになりながら説明したこともあったし、
でもそれは先輩が鍛えてくれているというのも分かっていた。

絶対に負けないし、絶対に「YES」と言ってもらえる内容を
毎回自己ベストで準備して、提案に望んでいた。


きっと、どこに入社しても頑張れたと思うのだけど。
毎日のように、自分の置かれている環境に感謝していたのが
前職に務めた4年間だった。
本当に、自分の選んだこの会社にきて、間違いなかったと思えた。


室長はいつもこういってくれた
「田中ちゃん。失敗してもいいねん。挑戦せんかったら何にも生まれへん。」

直属の先輩はこういってくれた
「田中さん。田中さんには私たちに出来ないことができる。」

普段会う事の無かった部長に頂いた言葉は、あまりに嬉しくて
デスクトップの端っこに、文字最小にしてメモを貼付けたままにしておいた。
内容は秘密。



「100回に1回、将来のことは考えたらいい。
 99回は実直に足下を見て、仕事をすることや」

昔そう知り合いに言われたけれど、どうやらその1回目が4年目だったようだ。

正直、金銭的にも、環境的にも、立場的にも、仕事内容的にも
まったく問題なんてなかったし。
温かくて居心地のよい環境から、わざわざ飛び出す必要なんてないように思えた。


そんな背中を押してくれたのは今の旦那だった。
わたしにとって、二人でいることは
一人でいること以上にずっとずっと自分を自由にしてくれたし。
そう思えたのは人生で初めての経験だったわけだ。

続きは一仕事終えてから書きましょうかね。

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