ゲーマー野郎が一人アカペラでYouTubeの再生回数100万回、そして本気でグラミー賞をめざすまでの話 PART 11

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夢の続きへ

これから、どんどん次の作品は出していかねばなりません。

もちろん僕も音楽の勉強はし続けていきますが、予定していたTake 6の曲は出さないことにしたので、今すぐに素晴らしいアカペラアレンジをすることが必要になったのです。

制作会社にもたくさんアレンジャーの方がいらっしゃいますが、ジャズピアノを習っていたときの先生とアカペラアレンジをしてみたところ、アカペラアレンジはやっぱり独特なもののようでした。

で、考えたのが、
「いろんなプロのアカペラアレンジャーの方々に頼むのはどうだろうか」
というものでした。


3作目までは激しい曲、"ぱっと観て'すげぇ'ってなる曲"にしたかったので、テレビ局からのお勧めもあり、「Michale Jackson」の「BAD」にしました。

僕が大学生の頃から好きだったアメリカのアカペラグループ「VOX ONE」のメンバー、バークリー音楽大学の教授の方が、僕の動画にいいね!をしてくださっているのをフェイスブックで発見し、「これはチャンス!」と思い、すかさず友達申請をしました。

グラミー賞を獲りたいという想いを伝え、3作目アレンジのお願いをしました。

「今は全然お金無いんですけど…宝払いでどうにか…」とお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。飛び上がるほど嬉しかったです。


4曲目のChristopher CrossさんのSailingはまたコピーに戻ってしまいましたが、 これは、驚くことに、

Christopher Crossさん本人から、コメントが来ました。

これには、ほんとに、たまげました。

グラミー賞受賞者ですよ!グラミー賞受賞者!

しかも、次のジャパンツアーでお会いしましょうって!!

絶対会います。


2作目のI Wishの素晴らしい編曲をした方、

そしてそれを歌っているアカペラグループ「Cadence」のメンバー、

日本のトップアカペラグループ「トライトーン」。

この3人にもお願いをしました。

グラミー賞の想いを伝え、みなさん快く引き受けてくださいました。

ここまでくると、もはやよく分かりません。

嬉しすぎるんですよね。

それで作られたのが、

5作目の「Eric Clapton」の「Change the World」

6作目の「George Benson」の「This Masquerade」

そして来週発表する7作目のAlicia KeysのFallin'です。

お楽しみに!


正直

うまくいった事ばかり書いてますが、なんどもくじけそうになりました。

僕より若く、当然ながらルックスもよく、センスもあり、歌の上手い人もたくさんいる。

僕がやってることは練習すれば誰でもできること。

僕がやる必要がない、と、何度も何度も思った。

あの人がやった方が、もっとたくさんの人に感動を与えられると思う、と感じた人が何人もいた。


なんでこんなにがんばっているのか。

今でもたまにくじけそうになります。

分かりません。

なぜやっているのか。

モテたいからなのか。もはやそこは分かりません。

ただ、音楽が好きなので続けようと思います。

途中で、「やっぱりだめでしたーーー」ってなるかもしれません。

ただ、グラミー賞を受賞したときには、

号泣していることでしょう。


とりあえずやっています。

やってみます。

人生は一度しかありませんからね。

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