主婦がいきなりラーメン店を開業する話 それも内装から新商品まで手作りで その2

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内装作業もしようと思ったのは、お金がないだけでなく、息子にモノづくりの適性があれば、どこかの部分で心の琴線に触れるかもしれないという思いもありました。
今年の夏前に、大工さんの工事継続中ながらも、手を付けられる部分から初めていいと言われて作業は始まりました。
今まで木工の経験も無く、当然知識もありませんから、ネットで詳しく調べつつ一つ一つをゆっくり進める毎日になりまして。
いきなり思い至ったのは本職の方の体力です。
下地目地止めのヤスリかけでは腕が悲鳴を上げ、天井にとりかかると肩が悲鳴を上げ、しかも息が上がるという毎日。

息子に強要もできないし、手伝える時だけ、手伝える部分だけと思っていて。
本職の方の様にはできなくても時間を掛ければ進むと、休み休みの作業でした。
このころは大工さんと一緒に働いている状態で、他人に恐怖心を持つ息子はあまり手伝う事が出来なかったように思います。
今思えば懐かしいような。
その後大工さんの仕事もほぼ終わって、私と息子の共同作業が始まりました。

共同と言っても、家にこもって体力の落ちている息子にはきつかったようで。
それでも一人でできない作業の時には一生懸命手伝ってくれたのですよ。
目止めの後に天井の下地塗、塗装、化粧の段階の共同作業。
丁度暑い夏の盛りで、この写真を見るととにかく暑かった事を思い出します。
でもいっしょに作業した嬉しさの方が大きかったんですが。元々が凝り性だった私は、この後細部にこだわりだして、それが息子には嫌だったのか、それとも他の理由があったのか、だんだんと内装作業からは離脱して行きます。


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