偏差値30台から、4年浪人して獣医学科に入学した話 第25回まとめ数学

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まとめ…数学

獣医師になるための第一歩。
それは、獣医学科のある大学に入ること。
わかりきったことなのだけど、その入り口に立つまで現役を含めると5年かかってしまいました。それでも、その間に得たものは今や自慢の宝物になっていて、ほかの人には得ることができなかったものと自負しています。
最終回は5年間の紆余曲折の中、予備校の先生も高校の先生もあきらめモードに入ってしまう「偏差値30台」から、いかに勉強して獣医学科に入ったか?のそうまとめです。
≪数学≫
頭の中をこう切り替えてください。
数学とは考える科目であって、考える科目ではない
私はよく問題を解くことをカレーライスを作ることに例えるのですが、何を準備し、何を使って、どのようにアレンジしてカレーを作るのかを知らなければ作れません。
これを、問題に置き換えると、
何の分野の問題かがわかり、どのような公式を使って、どのように計算や工夫をし答えを出すのか?
に変わります。
分かるようになってくると忘れてしまいますが、小学生のころ小テストはいいけれどまとめのテストになると?????となることはなかったですか?「どこから出るか分からなかったので点が取れなかった。」こんな言い訳したことがあると思います。
どの分野なのか?高校生ぐらいになると数列なのか微積なのか空間図形なのかの判別くらいつくはずです。でも、そんな頭脳が出来上がっているので判断がつくのですね。記憶に残っていなければ、判別はつかないはずです。
数学は、「解く方法」と「解くための道具」をどれだけたくさん持つかが大切。
考える科目であることは確かですが、考えるのは道具を持ってからだと思います。
道具を持ったらその道具をどの場面でどのように適切に使うか?
これが大事だと思います。ひとつの道具で足りなければ、複数使うことになりますが、どれとどれを組み合わせるのかを間違えれば先には進めないどころか、壊してしまいます。
数学の場合これは、道具とは「公式」「解法」になります。
どの公式をどのような場面でどのように使うのか?
この問題ではこの解法でいくほうがやりやすい。
など、いわゆるパターンを沢山覚えることが考えることより点数に結びつくと思います。
それなら、どれだけのパターンを覚えればいいのか?といわれそうですが、簡単です。
基本問題集や標準問題集など何でもいいので見比べてください。
どこの出版社のものでも、数字が違うだけで同じ問題が羅列されています。
基本問題集や標準問題集を徹底的に覚えて制覇してください。厚すぎる問題集は単なるプレッシャーになるだけですのでやめましょう。
よく遭遇する問題の解き方を覚えてから、難しい問題に取り掛かると必ずつまずきます。
私の基本は5分考えて糸口がつかめなければ答えを見ます。粘っても15分にしました。
答えを徹底的に読むと、このパターンとこのパターンの組み合わせだということに気づけるとラッキーです。
最初は分からなくていいです。分からなくて当然です。道が分からない目的地に地図なしで行ける人はよほどの人ですし、あまり見かけません。
その代わり、分からないことをそのままにせず必ず分かる人に聞き解決することが大事です。
解答が不親切な問題集が多いのですが、少し難しめの問題をやり始めたら問題ページより解答ページがはるかに多い問題集を絶対に買いましょう。解答がお粗末な問題集は一人勉強に向きません。
ここまでくると、道具も道具の使い方も分かってくるのでガンガンに解けるようになっていました。
自分の数学頭がどの程度か確認したければ、本屋さんに行って数学の問題集を見てください。
問題を眺めながら、目新しいものが見つからないまたはあるけど少ないならば相当点数が取れると思います。
数学といえば解答を紙に書きたいのも分かりますが、頭の整理をするならば問題を見て「答えにたどりつくまでの段取りが立てられるか?」をやってみるのもいいと思います。
数字としての正解を出さないといけないのが数学ですが、それは計算をやって出すもので、解いていく筋道が分からないのに計算はできないのです。
このように解くという筋道、つまり解答へのストーリー展開ができるかどうかで数学は答えが出せるかどうかが決まると思います。数字としての正解が出せるかどうかはあくまでも計算力の問題です。
こんな調子で、「数学は覚えるもの。」として受験勉強していきました。
面白いほど点数は上がり、問題集は買うものがなくなり、もうちょっと面白い問題はないのか?というまでになりました。
それでも、手も足も出ないのは京都大学や東京大学の理系の問題でした。
あれは、今もなお別格です。
まとめの続きは英語です。

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