2014年1月16日(木)に見た夢

この世界とほんの少しだけ違う、第2の世界があって、そちらの世界で自分はなんと6人の子どもの親だった。ちっちゃいのから大きいのまで色々いた。人種も混じっているっぽかった。
大抵の人は第2世界でも生きている。だから、母や夫もその世界での生活をしていた。

寝室の照明が床の近くまで落ちてきている。
電気をつけるヒモを引っ張ることで持ち上がるのだが、天井付近で固定することができない。ちょうど壊れたブラインドみたいに。何度も落ちてきてしまう。
そのことにものすごいいらだちを覚える。
どうも、この第2世界のサーバがダウンしたことに起因しているようだった。
そうして、家にも異変が起きた。
家の扉が外れて閉まらなくなったり、電気が消えたりして、とにかく家中が荒れ果てた。それなのに、夫ときたら外れた窓の雨戸を持ちながらヘラヘラしている。母が損害賠償のためにサーバ会社に電話したらしいが、賠償の相手を間違えて、自分の恩人に損害賠償を250万請求してしまい、自分は母を怒鳴り散らしている。

物干しから隣にある学校の校庭を見遣ると、自分の子どもが何かの試合をしている。高校の後輩も一緒だった。自分だけ参加できない悔しさがこみ上げてくる。

疲れ果てて目を覚ますと、何番目かの小さい子どもが何か言っている。どうやら旅行のお土産はがまんするから一緒にテレビを観ようと言っていた。
テレビの前に行くと、子ども達が全員揃っていて、こんなに子どもがいたのだったかと思い眩暈がする。夫に、もうこの子ども達を放棄したいとこっそり訴える。
その子どもたちのうちの一人は、消防の出初め式といいつつ何かスポーツの試合じみたものに出て賞をもらったらしい。そして、その出初め式に出られなかったことをしきりに謝る自分。けなげにも疲れた笑顔で、仕事だから仕方ないよね、という子ども。賞品の箱がやたらとでかい。多分、マリオの?ボックスくらい。

外が騒がしくなって窓から見あげた先に、赤い矢印のようなものが見える。

人々が引き潮のように逃げていく。何かがこの地域を襲うらしい。子ども達に逃げるように言ってから、車に乗り込む。

周りはまるで統一感のない町並みだった。昭和40年代のような建物が増築されてメルヘンチックな城のような建物になっていたり、カラフルな色使いのビルが立っているのに、何故か何も無い草原も広がっている。
やたらと広い道路を進むと大きな交差点があった。警察の誘導は直進。ところが何を思ったのか分からないけれど、左にハンドルを切ってバリケードを突破した。気づくと道路は凍結していて、滑るようにたどり着いた突き当たりには大きなエメラルドグリーンの建物の入口だった。病院のようだった。
そこで妙に納得する。これが、あの赤い矢印の場所だったのだと。
入ると、救援隊が招聘されていて、その一員にもぐりこまなければならないらしい。縦長のロッカーが並んだ狭い部屋に入り、横目に隊員を見ながら、見よう見まねで救援服を着るのだが、4種類の服のどれを着れば良いのか分からない。何故かデッドタイムが設定されており、それをクリアしないと死ぬまたはそこで人生が終わるような感覚になる。急いで適当に着る。と、隣の隊員も実はニセモノらしく、周りを見渡す目が泳いで焦っている。その隊員の真似はすまいと、普通服の上に凍結防止服を着て、その上に消毒服を着て、その上に何か着る。
着ぶくれて動きが制限される中、走って救援部隊の車に乗らなければならない。走る足がもつれ、滑り、氷のゲートが両側から狭まってくるところをギリギリで滑り込む。けれども、あと少しのところで車は行ってしまった。仕方なく、誰かが先に乗っている大型バイクの後部席に乗り込んだ。

向かった先はやはり病院だった。まず入口で一番外側の服をチェックされる。セーフだった。中に入ると、優しげな女性の看護師さんが案内してくれる。
案内された先では、いかにもいかがわしい目をした医師が数名。狭い通路の奥に、何かの装置がある。そこで何かの操作をしなければならないらしい。心細い自分に説明をしてくれる看護師。
「今は見てはいけない、今回は失敗したから」慣れたように説明を進める看護師。そこに医師が入ってくる「電車でGo! の東京駅から品川駅までが出来れば大丈夫」何の話かと思っていると、小部屋でしなければいけない操作は、電車のハンドル操作と似ているらしいのだ。
説明が終わらないうちに小部屋に入ることになり、入り際に「タッチパネルでも大丈夫、どちらにする?」と聞かれ、焦って「タッチパネルで」と答えてしまう。
入った部屋で見たものは、出来損ないの人間だった。白い何か大きな装置があって、その装置から人間が生えるように出来ていたのだが、崩れ、歪んでいた。
看護師があっさりと「破棄しますね」と破棄してしまう。出来損ないの人間を取り去った装置には、直径10センチ程度の管がついていた。
そして、「3数えてタッチパネルを押してください」と言って、手前の操作パネルを見せる、と同時にカウントが始まり、管からヌルヌルした液状っぽいものが出てきたと思ったら人間の顔になり、それが大きくなってきて・・・焦った自分は適当にタッチしてしまう。少し早かったらしい、首から下が出来上がらないばかりか、やはり歪んだ顔だけがそこに残された。
愕然とする私を慣れた態度で外へ誘導する看護師・・・でも、出来損なった人間と目が合って、目が離せない。ああ、こうやってあの子ども達も出来てきたんだ・・・ああそうだったんだ、そうだったんだ・・・

※電気毛布が厚すぎたのか、汗びっしょりで起きた。この場をお借りいたしまして、周囲(夫)にご迷惑(足蹴り・チョップ・その他大声等)をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。

著者の内藤 涼子さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。