外国人にあまく、日本人に厳しい日本人

日本人はどうやら自虐史観を植え付けられているらしい。
英語が話せないだけで自信をなくてしまう。
どこか白人に憧れてしまっている。
日本人であることを誇りに思ってない人が多い。※統計上
オレもこっちにきて初めてきづいた。
それは他国の人を見て初めてわかるのかもしれない。
日本人の行動は世界から見ると奇にうつることが多い。
たとえばフランス人はフランスでフランス語を話す。
アメリカ人が来て、たとえ自分が英語を話せたとしても
フランス語を使うらしい。フランス語を誇っている。
中国人しかり韓国人しかり。
でも日本人は日本で外国人を見ると英語で話そうとする。
話せないと im sorryという。罪悪感がうまれる。
これは、外国人への思いやり、という言葉で片付けない方がいい。
劣等感、というものが根付いている事実に目を向けたほうがいい。
たしかにアメリカ人はすごく見える。
おれもこっちに来た時にそう思った。
思うというより根付いていたという感覚。
でも冷静にみると最たる要因はただの言語だ。
もし世界の共通言語が明日から日本語になったら、
アメリカ人は急に弱くなるだろう。
「はじめまちて、わ、わたしはマイケルでちゅ」
これはふざげているのではない。
言語の優位性だけで相手を高く見て
自国を低くみる危険性をいっている。
プレゼン力、営業力、交渉力、いろいろと能力がある中、
すべてにおいて一番重要なコミュニケーション能力、
正確には言語力で彼らは生まれながらに優位にたっている。
もし言語のハンデを日本が乗り越えられたら、
逆境に打ち勝った日本人のほうが根っこが強いに決まっている。
彼らは努力せずに世界で一番大事なスキルを得たにすぎないのだから。
ニューヨークにいると色々な人種にあう。
そこで感じるのはみんな自国が大好きだということ。
オレも日本が大好きだ。
震災の時に初めて強く感じた。
でも日本人が世界の人たちと大きく違うのは口にださないこと。
理由はいろいろとあると思うが、
一つは、口に出すと周りから「右の人」などと
レッテルを貼られる独特の風習が影響している。
よく考えたら馬鹿げた話だ。
そんなの日本だけだ。
右翼は日本人の日本愛を弱めるために、
他国の人が意図的にイメージが悪くなるように
演じているという説もある。
まぁ、聞いた話だから定かじゃないけど。
日本人は外国人に優しく、日本人には厳しい。
ビジネスのとき外国人に対してはペコペコしてるのに、
日本の業者には偉そうにしている駐在員の話をよく聞く。
もしそんな日本人がいるのだとしたら、ださすぎる。
世界は違う。
韓国人は韓国人とよくつるむ。
ニューヨークにはコリアンタウンがあり
そこには韓国語表記の店がずらりと並ぶ。
中国人は中国人客というだけで、
レストランの値段を下げたりする。
もちろんチャイナタウンもある。
でもジャパンタウンはない。
日本人とつるむことを
意味もなく嫌う日本人もいる。
オレは日本人にあまく、
外国人に厳しい男でいたいと思う。
日曜に仕事が入りそうな場合は、
外国人の客の場合はよく断ったりする。
でも日本人客の場合は断ったことはない。
もちろん前提として世界の人と話すのは大好きだ。
でもどこか負けんぞ、って気持ちは常にもっている。
日本人はもっと歴史を知ったほうがいいのかもしれない。
どうして自分がこれほど日本に自信をもったかというと、
歴史を知ったからだ。根拠のない自信も大事だけど、
日本にはしっかりと根拠となる奇跡の歴史がある。
日本は白人人種が世界統一をしようとした時、
唯一独立を守った有色人種である。
幕末、日清日露戦争、第2次世界大戦後、と
絶対絶命の危機を何度も自分たちで切り抜けてきた。
そこの誇りをしっかりと持ってもいい。
「世界中の有色人種は、ほとんどすべてが白人人種に征服され、その植民地とされていった。
支那も印度も例外ではあり得なかった。その中で日本だけはついに彼らに征服されず、
有色人種中、唯一の独立国として、彼らの全地球征服の侵略史の中へ生き残った。
その生き残された原因はいうまでもなく、この民族の気魂以外の何ものでもなかったことが、
今になってみると、胸の痛くなるほどハッキリとしてくるのだ」 
「全世界を思いのままに征服し、植民地化して来たヨーロッパ人種の前に、
一握りの日本人が、有色人種の誇りを賭けて立ち向かった、これは世界史上忘るべからざる、
大きな意味を含んだ気概の反抗なのであり、反骨の存在をしめす出来事なのである。」
※出典「高杉晋作」山岡荘八
日本人はかっこいいのだ。

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