朝、目が覚めると密室でした。 後編

1 / 4 ページ

前話: 朝、目が覚めると密室でした。
次話: 朝、目が覚めると密室でした。 ファイナル
前回のあらすじ。
とんでとんでとんで
気持ちよい朝に突然現れた恐怖
回らないドアノブを前に
諸葛亮孔明がケバブを削ぎ落としていくのだけれど
さいごはドアノブが外れてしまい
私の脳内を北風が吹き荒れていくのでした。
冗談じゃない
なにが孔明だ
なにが感謝だ
なにがウソップだ
おいこのドアノブ!
FXXK!!!!
Italyとか書いてあるけど本当か?
中国製だろ
これじゃあもう完全密室じゃないか
金田一とかくるの?眼鏡の子供も?
時計をみるとすでに6時をすぎている
おわったー
仕事に行けないではないか
それよりなんと言って休みをとれば良いのだろうか
すいません。
部屋から出れないので休みます。
いやあ、駄目だろう。
ものすごく駄目な気がする
知人に生きる力の極めて乏しいやつがいるのだが
彼が仕事に行かないときのキメ台詞を思い出した
すいません。
ドアノブがはずれちゃって。
正直なことはいいことだと小学生のころ
習ったけれども今回は違うと思う。

著者のShirabo Shiraboさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。