わたしが、嘘をついてイジメから自分を守った話①

みなさんは、嘘をついたことありますか?
小さな嘘ではなく、大きな嘘です。

わたしは、中学校2年生のころ『自分は、“革命サークル”というオフ会に所属していて、年上の友だちもいるし、高校一年生の彼氏がいる』という大きな嘘をつきました。

多分、当時はオフ会なんて言葉メジャーではなかったと思いますけどね。こんな嘘をつくきっかけとなったのは、中学校2年生のころに受け始めたイジメです。でも、いわゆるテレビドラマやマンガのように物を隠されたり、殴られたりするイジメではありません。

言葉と空気による暴力といったところでしょうか?『ウザい』『キモい』『男好き』などと言われる、『なんか周りより私劣っているな』と思わされる。修学旅行などのグループ決めでは、あまりものにされて、担任の女性教師が『しょうがないから、Junkoもいれてあげてね〜』と言われる始末。

イジメというより、スクールカースト最底辺のスケープゴート的な扱いですね。でも、わたしには辛かった。

そんななか、私は剣道部に所属しておりました。そこでも、わけあってイジメられていました。それは、また後日書きますね。剣道というスポーツは幸いなことに、一対一の勝負です。だから、言葉でイジメてきた相手は面をつけて竹刀をもった瞬間からボコボコにしてきました。断りをいれますが、相手も面をつけ竹刀を持っている状態です。わたしが、身体的な暴力を受けなかった理由の一つとして、その予兆があった場合は教室に木刀もしくは竹刀を持参し、机の横に立てかけるようにしていました。自己防衛ですが、それで誰も殴ってません。

前置きが長くてごめんなさい。本当に些細なことで嘘をつきました。当時から私は妄想癖があり、頭のなかで楽しい空想にふけるのが趣味でした。土曜は剣道部の稽古がありますが、日曜は暇を持て余していたころ電車に乗って3つ先の駅でおりて一人カラオケをするのが趣味でした。

中学校2年生で、ヒトカラとスクールカースト最底辺デビューです。考えてみれば、そこだけ時代の最先端いってました。
その翌日、なんかの拍子かは忘れましたが一人カラオケをしているはずなのに、『高校生と大学生と日曜日カラオケに行った』と嘘をつきました。

たぶん、相手にされないクラスメイトから相手にしてほしかったんでしょうね。中学生からすると高校生や大学生と遊ぶ機会なんてありませんからね。

すると、クラスメイトはわたしに興味を持ち始めました。

その日から、わたしの嘘をつき続ける中学校生活は始まりました。

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