心開く

昨年の5月、私が高校三年生の春
私は、これから人生を大きく変える人に出会った。
丁度、この時期はクラスメイトとのトラブル、裏切り、ハメられる、無視される
好きな人に暴力、暴言をはかれるなど
散々な月で人間不信に陥ろうとしていた。
そんな、ある日今日は珍しくいい日で
梅田で着い最近出来た、行きつけの楽器屋に行った。
いつもは、本を、立ち読みしたり
ギターを眺めて帰る事が多いがその日は
たまたま、欲しいフェンダーのムスタングがあった為、店員さんに試奏させてもらった。
私は、ギターを手に持ち弾く、すると
その店員はじろじろみて、上手いですね
何年ですか?と尋ねられた。
半年ですというと
半年でもう、こんなに弾けるんですか
と言われた。
ただのギターを買わせる為の口実しか
思わなかった。
あくる日、好きな人mと喧嘩し、殴られた日、ギターを弾いているとまた、その店員さんが来た。
「また、来てくれたんですか」
「はい」
と答えた。
正直、顔を覚えて貰っているなんて思わなかった。
その人とはただ、挨拶を交わしたたけで
何も話さなかった。
また、次の日友達とカラオケ帰り
その楽器屋に寄った。
また、はなしかけられた。
大学の話とか色々したが
もう、この店にはしばらく行くのを
辞めようと思った。
しばらくは私の体調もあり
あまりその楽器屋に足を運ばなかった。
そして、時が過ぎ七月
その日も、たまたまある同級生に死ねくそアマと暴言を吐かれた。
そして、楽器屋に寄った。
その人がいた、その人は笑顔で私に手を振った。
「来てくれたんですか、久し振り」
と言ってくれた。
心の傷が癒えた
よく、わからないが
その日からか、ずっと前からわからないが
私は、mよりもその人の事が好きになった。
そして、毎日会って話をした。
七月下旬
学校でトラブルがありへこんでいた私はまた、楽器屋に寄った。
その人に話しかけられた。
トラブルの話はできなかったけど
嬉しかった。
そして、八月のある日
「実は俺、来週から異動になるねん」
と言われて、どきんとした。
心にぽかりと穴が空いた気分になった。
家に帰ると晩御飯を食べてすぐに寝た
そして八月は、一度もあわなかった。
九月にもう一度会いに行った。お金はかかったけど、別にどうでもよかった
大学の話をしたが、私の心の中では
つまり引っかかった
なぜなら、私は軽い知的障害があり
学校も支援学校に通学しているため
大学には進学できないのである
私は、なんとかお金の事情で進学出来ないんですと言った。
でも、大学はでといた方がええよと言われた。
この際、もう言うしかないと心に踏ん張りをつけた。
私は、知的障害があると言う事を公言すれば
偏見は確実に持たれる
もう、終わりだ
と何度も思った。
両親に相談することも考えたが
苦手意識がある為に話さなかったし、教師もあまり頼りないので話さなかった。
かれこれ悩んだ末、やはり
偏見を持たれれば終わりだと踏ん切りをつけ、話す事を決意した。
緊張して、天王寺に行った。
「偏見を持たれればもう、会わなくて済む、そうすれば別れても悲しくない」
いざ、その人がいる楽器屋に入った。
入ったすぐにその人が、お客さんの相手をしていて、恥ずかしくて
別のコーナーに逃げた。
偶然、その人も同じコーナーに入って来て。
「来てくれたんですか嬉しい」
と言われた。
笑顔だった
もう、この笑顔を見るのは今日で最後かもしれない
切ない、悔しい、やりきれない、無念さ
の感情が一度に交差した。
もちろん、偏見を持たれれば
最悪の場合
自殺
も考えた。
希望も持てないだろうと考えた
そして、しばらくすると
その人と話す機会が出来た。
腹を括ったが、
恐怖と苦しみが入り混じってなかなか
話せなかったし、相手に時間をとらせた。
泣いたり、言葉を詰まらせた故
やっと話す事ができた。
「私が大学に進学できない理由は頭に軽い障害がある」
「え、そうなんそれで行かれのか」

「はいずっと前から話そうと思っていたけど偏見とか持たれそうではなせまでした」


「別に俺は偏見持ったりせえへんし何も考えたりせえへん、軽い障害とか持病とか持ってても隠してる人だって沢山おるのに、こうやって話せる事が凄い事やと思う、俺からしたら

○○さんは、普通に見えるし、障害があるなんて今日初めて知った。波に呑まれると余計にネガティブになる
堂々と胸はって私は普通ですって言う感じで貫き通せばいいまた、何かあったらいつでも話きくし、来てくれてもいいから」
と言ってくれた。
これまで、両親に失望され、兄弟にも「が○じ」と言われ、知らない生徒にもキモいと言われ続けた私、もう
消えてしまいたいと思ったことすらある
私、
それは、まるで降り続いた雨から
太陽が差し掛かった様な気分になった
私は、心からその人に会えて良かったと思ってるし
人を信じてみようと思った瞬間にもなった。
会える日々や月は限られるけど
会えるのなら会えるまでずっと話続けていたい。
もし、遠くへ転勤になったり、また異動になればありがとうと言う気持ちを
しっかりと伝えたいと思う。
そして、今はその人に進められた
専門学校に進学できる様に仕事頑張っています。
ありがとうたけちんまんϵ( 'Θ' )϶

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